SUZUKI アルト F バイク用バッテリーの取付 Vol.3 |
それでは実際にバイク用バッテリーのYTX12-BSを アルトに取り付けてみますよ。 まずは10ミリの工具を使ってナットを緩めて バッテリーのマイナス端子側を先に外します。 ちなみにマイナス端子を外しても メーターパネルにあるA・Bトリップメーターは リセットされないので安心してください。 |
次はフタを開いてプラス側の端子を外します。 |
次は8ミリのソケットを使ってバッテリーホルダーのナットを外します。 向かって右側は最後までナットを外さなくても ステーが外れるようになっていますね。 ステーの先端はフック状になっていて バッテリーの台座に引っ掛けてあります。 |
あとはバッテリーを持ち上げて撤去するだけです。 くれぐれも腰を痛めないように注意してくださいね。 19サイズはバッテリーの中出も軽い方なので 問題ないとは思いますけど どんな些細な作業でもナメてかかるとケガしますよ・・ |
バッテリーが撤去出来ました。 ちなみに古いバッテリーは ガソリンスタンドやカーディーラー等で 無料で引き取って貰える場合がほとんどですが お金を取られたとしても500円未満です。 |
新しいバッテリーを置いて 今度はプラス側から端子を取り付けします。 バイク用のバッテリーは傾けると ネジを受け止める四角いナットが 落ちやすいので気をつけて下さい。 |
マイナス側はクランプの径が小さいので ボルトのワッシャーに引っかかるという事で 先にクランプにターミナルを挿してから 後からボルトを挿してバッテリーに固定します。 |
これで車体と接続出来ました。 バイク用バッテリーはコンパクトなので このように大きく隙間が空きます。 |
たまたまLEDバルブの箱のスポンジが良い感じだったので 隙間を埋めました。 |
用意するならこの軽量なスポンジゴムを スペーサーとして使うのをお勧めします。 軽いゴムを使わないと軽量化した意味がないですからね・・ |
純正のバッテリーホルダーは使えないので 太い結束バンドを使ってバッテリーの台座ごと縛ります。 スポンジがバッテリーを押すので これでビクとも動きませんよ。 これでバッテリーホルダーの分も軽量化出来ますね。 これで作業完了です。 |
ちなみにTTZ14S(YTZ14S)では YTX12-BSよりも高さがないので 矢印のケーブルが土台の縁に干渉するので搭載位置は かなり制限されてしまいますが 特に何もしなくても取付出来ました。 スポンジで底上げすると重心が上がってしまうので 運動性能を最大限まで高めるなら バッテリーをより車体の後方に移動させる事で ケーブルの曲りが穏やかになるので対応出来ました。 ケーブルを通す為に土台の縁を カッターナイフで切り落とすのがベストなんですが 元に戻せなくなりますね・・ |
バイク用バッテリーのインプレッション |
さすがに鼻先が5Kgも軽くなると カーボンボンネットに交換した以上の効果という事で ステアリングを切った時の応答が良く 軽さを体感出来ると思いますが 足回りをある程度固めていないと違いが分かりずらいかもしれません。 フロント部分の重心も下がるので より旋回時のレスポンスが良くなりますが ぶっちゃけ、3日で慣れてしまいますけどね・・ ちなみにウォッシャー液も満タンにすると1.5Lほど入るので サーキットでタイムアタックをする時には ウォッシャー液を全て出し切った状態で走った方が良いですね。 高性能なTTZ14S(YTZ14S)に関しては真冬でも全く問題無く 純正バッテリーと同じように使う事が出来ましたが YTX12-BSだと冬の期間は セルの動作音は弱々しくなりますね。 夏場ではYTX12-BSでも問題ありませんでした。 バッテリーに出来るだけ負荷を与えないように エンジンを始動するちょっとしたワザとしては まず、 エアコンやファンを全て切った状態にしてから キーを回してセルが動作する一歩手前の「ON」の所で止めます。 後ろの方から「ギーーーーーーーーン」と数秒間 燃料ポンプの動作音が聞こえてくると思いますが その音が聞こえなくなってからエンジンを掛けます。 これで燃料ポンプとセルモーターを 別々に動作させる事が出来るので バッテリーの電圧降下を防ぐ事が出来ます。 TTZ14S(YTZ14S)を選んだとしても 容量的には純正バッテリーよりも小さいので 普段からバッテリーの負荷を減らす為にも ヘッドライト灯の灯火器類のLED化はしておいた方が良いですね。 あとAGS車についてですが YTX12-BSに関しては冬場の寒い時期だと 変速レスポンスの低下を確認しています。 特に早朝の走り始めの数分間は電圧が低いので 明らかにレスポンスが悪くなりますね。 つまり、普通のバッテリーでも充電不足や経年劣化によっては AGSの変速レスポンスに影響するという事ですね。 その目安としては 車幅灯を付けた状態で変速をした時に スピードメーターのバックライトが少し暗くなったら 確実に変速レスポンスは落ちていると思った方が良いです。 つまり、AGSの変速時はそこそこ電気を食うので AGS車ではバッテリーを選ぶという事が分かりました。 結論的には寒冷地でなければ MT車では180CCAのYTX12-BSでも問題なく AGS車や寒冷地では230CCAの強力なTTZ14S(YTZ14S) のバッテリーを使った方が良いですね。 どっちにしても性能と比例して価格も高価なんですが TTZ14S(YTZ14S)を使っておけば間違いないと思います。 ただし、TTZ14Sは海外製の為 当たり外れは日本製のYTZ14Sよりも多いと思われます。 |