SUZUKI アルト F バイク用バッテリーの取付 Vol.2 |
次は激安の海外製バッテリーによくある セルフで液を充填するタイプのバッテリーを使ってみますよ。 自分でバッテリー液を入れるタイプの方が 長い間在庫で眠っているバッテリーよりも 劣化していないので新鮮ですよ。 今回用意したのは バイク用バッテリーの中でも230CCAを誇る たぶん最強のスペックだと思われるYTZ14S(GSユアサ)の 海外版であるTTZ14S(台湾ユアサ)です。 主に1000ccオーバーのバイクに採用されています。 |
それでは実際にバッテリーを使える状態にしてますよ。 まずはバッテリーのフィルムを剥がします。 |
バッテリー液の方にバッテリーの黒いフタが付いているので 外すと薄い銀のフィルムでフタがしてあるので・・ |
そのまま勢いよく上からグサっとバッテリーに差し込むと フィルムが破れてバッテリー液が充填されます。 バッテリー液は希硫酸なのでそこそこ危険物なのですが 手に触れなくても充填出来るようになっています。 とりあえず液が全て流れ落ちるまで待ちます。 少し経つと化学反応が起きてシュワシュワ音がしてきますよ。 この音がしてくると硫黄のガスが出てくるので 温泉地に行ったような臭いがしてきます。 つまり・・部屋ではこの作業をしない方が良いですね。 必ず外でやる事をお勧めします。 |
バッテリー液が全て入ったら 黒いフタを乗せます。 化学反応は約1時間程度続くので フタは押し込まずに乗せるだけにしておく事で ホコリの侵入を防ぐのと同時に硫黄のガスが勝手に外に出ます。 化学反応を起こしている時は熱が出るので バッテリーが暖かくなりますよ。 私はいつも1時間半くらい放置してから フタを完全に締めます。 フタを締めるのはそこそこ硬いので ドライバーや適当な工具の取っ手の丸い所を使って 押し込みます。 |
出来たてホヤホヤのバッテリーの電圧を調べてみると 約12.7Vでした。 エンジンは余裕で掛かる電圧ですが余裕は無いですね。 |
充電器で満充電させるのが理想的ですが 充電しなくてもエンジンは掛かるので 出来れば1時間くらいは乗ってしっかり充電させた方が良いですね。 ちなみに1A前後の充電器で ここから満充電させるのに4時間は掛かります。 |
ターミナル変換アダプターを取り付けますが バッテリーの大きさによってナットのサイズも変わるので TTZ14SではM5のボルトを使います。 35ミリの長さではバッテリーの天井に少しだけ当たったので ワッシャーを噛まして長さを調整しています。 |
重量を量ってみると4042gでした。 YTX12-BSよりも100gほど軽いですね。 |
左:TTZ14S 右:YTX12-BS 大きさを見てみると長さや奥行きは同じですが 高さがYTX12よりも低くなっています。 小さくなっているのにTTZ14Sの方が容量も大きいので TTZ14Sの方が密度が高い感じですね。 |