SUZUKI アルト F 車高調のセッティング Vol.1 |
今回はアルトFに取り付けた 全長調整式の車高調のセッティングを変更してみたいと思います。 |
まずはフロント側の調整から行います。 ホイールのナットを緩めてから フロントドア下にあるジャッキポイントから持ち上げて ホイールを外します。 そしてまず最初にやる事は直尺やノギスを使って 工場出荷時の初期値を記録しておく事です。 どこからどこまでの距離を測るかは自由ですが 必ず毎回同じ所で距離を測りたいので 測りやすくて分かりやすい所が好ましいですね。 |
まずはネジ部分に付いた砂利や砂を清掃してから リングを回して移動させる先のネジ部分に シリコンスプレーを吹いておきます。 |
車高を変えたい場合は まず一番下にあるリングを右側に回して緩めます。 |
それから車高を上げたい場合は 真ん中にあるリングを右側に回すと 一番上のリングと一緒に回る事で 下のブラケットからネジ部分が伸びてきます。 |
逆に車高を下げたい場合は 一番上にあるリングを一番大きなフックレンチを使って 左側に回すことで真ん中のリングと一緒に回って ネジ部分が下のブラケットに入っていきます。 調整をしたら距離を測って 目標の設定値に到達出来たら 一番下のリングを左側に回して締め直します。 |
次はスプリングのプリロードを変更します。 先ほど真っ先に緩めた赤矢印のリングは 今回は触らないので締め込んだままにしておきます。 まずは黄矢印のリングを右側から フックレンチを使って押さえてながら 真ん中のリングを左側に回して 一番上のリングと距離を開けます。 それから一番上のリングを左に回す事で スプリングのプリロードが弱まっていきます。 弱めすぎるといずれはスプリングが 上下に動く(遊ぶ)ようになるので プリロードを最弱にするにしても 必ずスプリングが遊ばない程度にしておきます。 逆に回してプリロードを掛ければ スプリングの自由長が短くなるので サスペンション全体のストローク量が減っていきます。 スプリングレートに対して車体が軽い場合など 条件によってはプリロードを弱める事で 乗り心地を改善させる事が出来ます。 |