上:乗車時 下:乗車していない時
同じ車高の設定で運転席に人が乗った状態と
乗っていない状態で車高の変化を見てみました。
写真右のフロント側よりもリア側の方が
より車高が下がっている事が分かりますね。
リアの方がスプリングレートが低いので
重量変化によって車高がより下がる傾向にあります。
つまり駐車している状態で前後の車高がフラットな状態では
実際に人が乗ってしまうと車高が後ろ下がりになってしまいます。
さらに助手席側に乗車したり加速をすると
後ろ下がりの車高がより酷くなります。
後ろ下がりの状態ではフラットな状態と比べて
空気抵抗が大きくなってしまいます。
これを改善するには予め
人が乗っていない状態で前下がりの車高にする必要があります。
つまり、アクセルを全開状態にした時に
前後の車高がちょうどフラットになるセッティングにする事で
加速中の空気抵抗を最小に出来るので
加速性能を最大化させる事が出来ますし
同時に加速時の燃費を向上させる事が可能です。
これが今回アルトで実際に行った
エアロダイナミクスを考慮した車高のセッティングになります。 |