GSX-S1000 ナックルガードの取付作業 Vol.3 |
次は車体左側のナックルガードを調整します。 左側の問題点はこんな感じで クラッチワイヤーがクランプに干渉する所なので ワイヤーが当たっている所にマジック等で印を入れて 車体からクランプのアーム部分だけを外します。 |
金属ヤスリかリューターを使って角を削ります。 アルミ製なので簡単に削れますよ。 気持ち多めに削っておけばおくほど クラッチワイヤーに優しくなります。 |
もう一度ナックルガードを仮止め状態で組みます。 アームとワイヤーが干渉する所に 配線保護テープを数周巻いておきます。 もちろんクラッチレバーホルダーを固定する角度によっても 干渉具合が変わってくるので セッティングの選択肢を広げる為にも 多めに削っておいた方が良いですね。 |
ちなみにクラッチワイヤーを保護する方法としては ステンレスかアルミの薄い金属板を小さくカットして ワイヤーに押し当てて形を形成する事で 配線保護テープよりもより強固な 配線保護部品を作れますよ。 |
クラッチレバーを握って ナックルガードのアームに干渉しないかどうかを確認します。 |
干渉する場合はクラッチレバーホルダーを移動させて 隙間を調整します。 ちなみにクラッチレバー側のホルダーボルトも 規定締め付けトルクは10N-mです。 最後にナックルガード全体のボルトを本締めします。 |
これでナックルガードの取付作業は完了です。 車体正面から見るとこんな仕上がりになりました。 車体右側のナックルガードの上下に対しての角度には ある程度制限があったのですがそれでも 手の指先に風圧が掛からない角度に固定出来たので 風防としての役割を果たせました。 このナックルガードがあるだけで 冬場でも操作性の良いより薄いグローブが使えますし グリップ部分に風圧が掛からなくなる事で グリップヒーターもより暖まるようになります。 |
オフロード車以外では ナックルガードと車体とのビジュアル的な相性が 問題になるのですが GSX-S1000はそもそも近未来的なデザインなので 結構何でも似合ってしまうのですが ナックルガードとの相性も良く違和感が無いですね。 |