GSX-S1000 スパークプラグの交換作業 Vol.3 |
それではスパークプラグを交換する作業に入りますが 車体のフレームが作業の邪魔をする 左端と右端のプラグ交換が少しやりずらいですね。 今回はその左端のスパークプラグを例に交換しますよ。 まずは矢印のツメを摘まんで IGコイルのコネクターを抜きます。 |
ちなみにIGコイルのコネクターは 一気に4本全てを外してしまうと 作業途中で電話が掛かってきたり何かがあると どこまでプラグを交換したのか分からなくなるので 必ず一本づつ作業をしていった方が良いですね。 |
次はIGコイルを抜き取りますが 結構硬いので両手を使って上手く抜き取ります。 |
ちなみに右端のIGコイルだけ コネクター部分が車体前方に向いているので 非常に外しにくいのですが・・ |
フレームのダクトの穴から角度の付いた工具を差し込んで テコの原理で浮かせると容易に外す事が出来ます。 IGコイルのコネクター部分は樹脂製という事で 金属の工具を使うのはあまり良くないので 必ずもう片方の手でIGコイルを抜きながら 工具でアシストする感じで抜きます。 この工具を使ってテコの原理で コネクター部分を持ち上げるワザは 全てのIGコイルで行えます。 |
プラグレンチにエクステンションバーを付けて長さを調整し 最初はハンドルを付けてプラグを緩めます。 ストレートにエクステンションバーが伸びると フレームが邪魔をするのが分かりますね。 かといってフレームより低くすると スロットルボディが邪魔をしたりするので厄介ですね。 |
数週緩めればあとは直接手で エクステンションバーを回した方が早いです。 ある程度回したら引き抜きます。 |
これでスパークプラグを回収出来ましたが 工具の詳細は16ミリのプラグレンチに 75mmのエクステンションバーを2本組み合わせていて 末端のは首振りのエクステンションバーです。 首振りによってフレームに工具が接触するのを回避します。 |
ちなみにプラグレンチを所有していなくても 普通の16ミリのディープソケットでプラグを緩めてから IGコイルを差し込んで引き抜くことでプラグを回収できますよ。 |
新しいスパークプラグをプラグレンチにセットして 直接エクステンションバーを持って 締められる所まで素手で締めます。 |
仕上げにハンドルを付けて締め付けます。 規定締め付けトルクは11N-mです。 トルクレンチを持っていない場合は 手で直接エクステンションバーを回して締めてから 仕上げにハンドルを付けて1/4回転締め付けます。 一度使用してガスケットが潰れたプラグは1/12回転締め付けます。 あとは残りのプラグを交換して 逆の手順でエアクリーナーボックスや カバー類を元に戻していけば作業完了です。 |