SUZUKI GIXXER 250 ドライブチェーンの交換 Vol.1 |
HOME - GARAGE - GIXXER SF250 - Drive chain |
今回はジクサー250のドライブチェーンを交換します。 ジクサー250とも共通の作業です。 チェーンは消耗品なので いずれは交換しないといけないパーツですが 見た目の美しさや性能の高いチェーンを導入してみます。 今回用意したアイテムは D.I.D(大同工業)の520VX2 S&S(シルバー)で108リンクの かしめジョイントのタイプを選びました。 カラーはスチール、シルバー、ゴールドから選べますが 価格もスチール、シルバー、ゴールドの順に上がります。 |
袋を開けるとグリスまみれのチェーンが出てくるので 外側のプレートはグリスを拭き取った方が 見た目が良くなりますね。 チェーンの価格に関して基本的には リンク数が増えれば増えるほど上がるのですが お店が数多く在庫している110リンクや120リンクのような 区切りの良い数値のチェーンの方が安くなる傾向があるので ジクサーSF250の純正チェーンのリンク数は108ですが 110リンクの方が安いお店がちらほらありまります。 必要なリンク数より少ないチェーンは使い物になりませんが 多いリンク数のチェーンはカットすれば使えるので カットする作業を惜しまなければ安く買える可能性があります。 |
それではまずリンク数の多いチェーンを買った場合の チェーンをカットする作業から行います。 前後スプロケットの歯数を変えていない場合は 108リンクになるようにチェーンをカットします。 端からプレートの数を数えて 打ち抜く目的のピンにマジックで印をします。 写真では6リンクをカットする事になりますね。 守らないといけない決まり事としては チェーンの端は必ずインナープレートにする必要があるので カットする時は2リンク刻みになります。 |
それではチェーンカッターでチェーンをカットしますが 今回使うチェーンカッターは かしめ等の作業も出来るD.I.D純正のかし丸君を使います。 車体に繋がっていないチェーンは切れているので チェーンカッターを分解しなくても中に通せるので楽ですね。 かし丸君に付属のチェーンカッターピンを取り付けて ネジを回していきマジックで黒く印を付けたピンに当てます。 このカッターピンをチェーンのピンに当てる作業がもっとも重要で ズレないように慎重にピンの中心に当て ネジを手で回していくと チェーンカッターの裏側にはくぼみがあるので チェーンがくぼみにはまって固定される仕組みになっています。 |
ピンの中心をしっかりと押せたら 27ミリの工具でかし丸くん本体を押さえて 19ミリの工具でネジを締めていきピンを貫くと チェーンをカット出来ます。 これでチェーンの下準備が出来ました。 |
参考にチェーンの重さを量ってみましたが 108リンクのジクサー250純正のチェーンの重さは1554gでした。 |
D.I.Dの520VX2の重さは1623gだったので 69gほど純正のチェーンより重いですね。 VXシリーズは軽さをウリにしていないので 軽量化は出来ないのですが 低フリクションと耐久性が優れているチェーンです。 ちなみにチェーンを軽量化するには レース用チェーンなどの銘柄に変えても 30g前後くらいしか軽く出来ないので チェーン自体のサイズを落とす方が大幅に軽く出来るのですが 小さいチェーンに対応した 前後スプロケットが発売されている事が前提ですね。 |
それでは作業編ですが まずはリアアクスルシャフトのナットを緩めますが 24ミリの出来るだけ長い工具を使いますよ。 |
ナットが供回りして緩まない場合は 車体左側にあるアクスルシャフトの頭を 19ミリの工具で押さえながらナットを緩めます。 |
ナットが緩んだら後輪を持ち上げますが センタースタンドが付いているジクサー250では センタースタンドの能力を発揮できます。 |
通常のジクサー250では とりあえず車体を安定させる為に ブレーキロッカーを使ってフロントブレーキを掛けます。 |
それからメンテスタンドを使って後輪を持ち上げます。 写真のようにフックを利用するタイプがもっとも理想的ですが スイングアーム自体を支えて持ち上げるタイプも使えます。 しかし、スイングアームを支えるタイプでは 右側のサイレンサーにスタンドが干渉しないように気をつけます。 |