SUZUKI GIXXER 250　ドライブチェーンの交換 Vol.4

最後の仕上げにチェーンの張り調整を行うので

直尺を後輪前あたりに立てて

適当な棒状の工具でチェーンを上下させながら

スイングアーム末端にあるアジャスターを締めていき

たわみ量を直尺で確認します。

チェーンが上下する幅が20mm～30mmの間に入るまで

アジャスターを回します。

ちなみに遊びを20mmに合わせると

チェーンが張り気味になるのでアクセルレスポンスが良くなります。

遊びを30mmに合わせると

チェーンが緩めの張り具合になる事で

リアサスペンションのストローク量が増える事で

乗り心地が良くなる事があります。

チェーンの張り調整が完了したら

ここの目盛りを目安にして

車体右側も左側と同じ位置になるまで

アジャスターを回します。

直尺を使う事でより精密に左右の調整が出来ますよ。

ワッシャーに当てると多少左右に動くので

押さないようにする必要がありますね。

ジクサー250の場合は

末端のネジの長さを計って右側も同じ長さになるように

調整しても良いかもしれませんね。

ちなみに車体右側のアジャスターを回しても

チェーンの張り具合に多少は影響するので

先に左側でキッチリ調整して

右側のアジャスターを締めると

約5ミリほどチェーンの遊びが無くなってしまいます。

なので左側を調整する時に予め狙った設定値よりも

5ミリほどチェーンの遊びを持たせておくか

左側のアジャスターを回したら

右側も同じように回して左右を同時に調整する事で

狙ったチェーンの遊び量により正確に持って行けます。

最後に仕上げにアクスルシャフトのナットを本締めします。

ジクサー250の規定締め付けトルクは知りませんが

このサイズのナットだと88～98N-mで

だいたい後輪がギリギリ浮かないくらいの力ですね。

これでドライブチェーンの交換作業が完了しました。

シルバーのチェーンだと

純正のドリブンスプロケットとの色味が近いので

違和感のない落ち着いた感じになりますね。