ノートオーラ リア スタビライザーバーの製作と取付 Vol.1 |
今回はノートオーラのリアスタビライザーバーを製作します。 もう既に様々な車種で製作しているパーツなので 失敗を繰り返した事でノウハウが蓄積されています。 なのでノートオーラに関しては特に問題も起きずに スムーズに作業が完了しました。 という事で今回メインに使った素材は 長さ1150mm×幅50mmのアルミ フラットバーです。
大抵、1m単位で売られているので 非常に非効率なんですが2m物を1150mmにカットするか 希にある1200mm物を購入するか 切売してもらえる所で購入するのがベストですね。 厚みは好みで調整していいのですが 今回は3mm厚のバーを3枚重ねて9mm厚にしています。 ちなみに3枚重ねているのは 3段階でスタビライザーの硬さを調整出来るようにする為です。 一般的な強度のアルミ材を使った場合 スタビライザーとしての効果を体感出来るのは 5mm厚くらいからなので コストや手間を省くなら7mm~10mm厚のバーを1枚使うか 5mm厚のバーを2枚重ねても良いですね。 どちらにしても固定するボルトの負担を考慮するなら 10mm以内にしておいた方が良いですね。 |
そしてバーを車体に固定する為に使うアイテムは M8×25mmのボルト、ワッシャー、ナットで ボルトには強度の高いSCM435材を使いますが ナットにはS45C材を使っています。 それにM8の幅が広い大ワッシャーを使いますが それぞれ2個ずつ使いますよ。 |
素材の重量を量ってみましたが 約456gのバーを3枚使ったので1368gでした。 それにボルト類が98gだったので 全て合わせると約1.5Kgになります。 |
それでは早速作業編ですが まずはナットの角6カ所に瞬間接着剤をチョンと付けて 出来るだけワッシャーの中心で接着させますが ボルトがちゃんとナットに通るかどうかを確認しておきます。 とりあえずこのナットは放置してしっかり接着させます。 |
次はアルミのフラットバーを スタビライザーバーとして使えるように加工します。 長いバーを使う場合は端から 1150mmの所にマジックで線を引いて 適当な切断機を使ってカットしますが 大きな工具を使わなくてもアルミ材は簡単にカットできますよ。 |
次はドリルでボルトを通す穴を開けるので ポンチで叩いて凹ませます。 |
印を入れる(凹ませる)所は端から約36mmあたりで 最終的には35mm~37mmに渡って楕円に穴を開けます。 というのもカツカツサイズで穴を開けると バーがしなったりする事でボルトが通しにくくなるので 少し広めに穴を開けます。 |
ちなみに縦の寸法は 今回は50mm幅のバーなので縦25mmの中心に印を入れます。 もちろんもう片方にも同じように印を入れます。 |
8mmのキリを使ってドリルで穴を開けますが アルミなので高価なステンレス用のキリを使わなくても 何を使っても簡単に穴が開きますよ。 |
仕上げにヤスリかリューターを使うか ドリルを使って横向きに力を入れて 穴を楕円状に少し広げると同時にバリを取っておきます。 角が鋭い角材を使っている場合は 角を削って面取加工をしておくと 触って怪我するリスクを無くせます。 |
これでアルミのフラットバーを使った スタビライザーバーが出来上がりました。 |