ノートオーラ エンジンオイル&フィルター交換 Vol.1 |
今回はノートオーラのエンジンオイルと オイルフィルターを交換します。 用意する物は主に エンジンオイル(4L缶)と廃油処理ボックスです。 ちなみにノートオーラの標準というか 指定のオイル粘度は0W-20ですが 今回はそれよりもさらに粘度の低い0W-16を使います。 一般的なガソリン車と比べて エンジンが停止する事が多いノートオーラでは 冬場の市街地での走行状況を調べてみると 水温計の温度は約55度~75度あたりで稼働していました。 これは一般的なガソリン車が90度前後で稼働するのに比べ かなり低い水温ですね。 油温も大抵の場合、水温に比例して温度が上下するので つまり、ノートオーラの場合 粘度のより低いエンジンオイルを使う事で 一般的なガソリン車よりも 燃費がより向上する効果が期待出来ます。 ただ、デメリットとしてはエンジンオイルが柔らかくなればなるほど エンジンの騒音や振動が増える傾向があります。 あと、選定するエンジンオイルの規格ですが SP(GF-6)規格のエンジンオイルを選んでおけば 間違いないと思います。 しかし、SP規格の0W-16はそこそこ高価なオイルになるのですが 写真のテクノパワー(エンパイヤ自動車)や トヨタの純正オイルは比較的お手頃な価格で手に入りますよ。 ちなみに日産純正の0W-16も存在するのですが まだ一昔前のSN規格ですね。 |
そして今回は2パターンのオイル交換方法を試します。 まずはこのような手動式のオイルチェンジャーを使って 上からオイルを抜く方法を行った後に 一般的なオイル交換方法である オイルパンにあるオイルドレンボルトから抜きますが 一滴でもオイルドレンボルトからオイルが抜ければ 下抜きの勝ち・・という事になりますね。 |
それではさっそく作業編ですが まずはプランAとして オイルチェンジャーを使って上からエンジンオイルを交換します。 とりあえずエンジンルームを開けて エンジンフード側に付いている支え棒を指定の穴に立て 矢印のオイルレベルゲージを抜き取ります。 レベルゲージにはオイルが付着しているので 適当なウエス(キッチンペーパー等)をあてながら抜き取ります。 ちなみに外気温がマイナスだと 予めエンジンを3分ほどアイドリングさせて オイルを暖めておいた方が作業効率が良いですね。 そもそもノートオーラに入っている純正オイルは 0W-20の柔らかいオイルなので 基本的には暖めなくてもそのまま抜き取れます。 逆にエンジンが暖まりすぎるとエンジンの下で作業を行う場合 火傷のリスクがあるのでお勧めしません。 |
オイルチェンジャーを組み立て 先端のノズルをオイルレベルゲージが入っていた穴から入れ カツンと当たる所まで入れます。 カツンと当たる所がオイルパンの底になります。 |
ノズルが不意に抜けないように このように少し遠回りするようにホースを取り回します。 オイルパンの底にノズルが当たった状態だと 吸い込む時に抵抗になるので 底から2~3ミリ浮かせた状態にします。 |
ポンプを上下にスコスコしていくと オイルチェンジャー内が真空に近づくにつれ固くなっていきます。 固くなってから少し待っていると オイルがホースの中を流れてきます。 時間が経つにつれ負圧が弱まってくるので スコスコして固くなったら1分待つ・・ スコスコして固くなったら1分待つを繰り返します。 |
ジュルジュルジュルという音と共に オイルにエアーが噛んでくるので そうなるとノズルをカツンと底まで押し込んで 再びポンプをスコスコします。 |
オイルが抜けなくなったら 適当なウエスをあてながらノズルを抜き取り オイルレベルゲージを元に戻しておきます。 |
ノズル部分をオイルチェンジャー本体から外し 少し高い所から吊して 廃油処理ボックスに向けてオイルが垂れるようにすると 後は時間と共に重力でノズル内のオイルが垂れてきます。 オイルチェンジャーを使っているときの 1分の休憩時間中に廃油処理ボックスを このように開けてノズルを吊せる位置に 設置しておくと作業がスムーズですね。 エンジンオイル交換のみの作業なら あとはエンジンにオイルを注ぎ込むだけなので ほぼ作業は完了です。 この手軽さがオイルチェンジャーの魅力ですね。 |