ノートオーラ ディスプレイオーディオの取付 Vol.1 |
今回はノートオーラに社外品のディスプレイオーディオを取付します。 ディスプレイオーディオはその名の通り ディスプレイが付いたカーオーディオデッキですが GPSを使ったカーナビ機能や バックカメラを表示する機能等があるので カーナビとほとんど同じ事が出来ますし 取付作業も全く同じ作業になります。 という事で今回用意したアイテムは ATOTOのディスプレイオーディオ S8プレミアム(WUDH07D)で 7インチワイドサイズなのが特徴です。 アンドロイドのOSを搭載しているので アンドロイドナビとも呼ばれていますが 自動車に取り付けるタブレット端末そのものなので スマホで出来ることは大抵出来ます。 |
ディスプレイオーディオの裏面はこんな感じで カーナビと同じ内容ですね。 ATOTOのディスプレイオーディオには 主に7インチと10インチの画面サイズのモデルがあり 2DINパネルの枠内にキッチリ入れるなら7インチで 2DINパネルから飛び出しても良いなら10インチになります。 さらに様々なグレードがありますが 上位モデルのみaptXに対応しているので スマホとブルートゥース接続した時の音質に拘るなら プレミアムやウルトラのグレードを選択する事になります。 さらに最上位モデルのウルトラやウルトラプラスには 4GのSIMカードを挿せるスロットがあるので 単独でネットワークに接続出来ますが その他のグレードではスマホのテザリング機能や お店等のフリーWi-Fiを使ってネットワークに接続します。 |
ATOTOディスプレイオーディオの付属品ですが 内容は左から2DINに取り付ける金具、USBコネクター、GPSアンテナ トヨタ・ダイハツ用オーディオハーネス その他メーカー用オーディオハーネス Wi-Fiアンテナ、マイク、保護フィルムになります。 カーナビと全く同じ取付作業を行うという事で ビビってしまう人がいるかもしれませんが 出来るだけ簡単に取り付けられる方法を細かく説明するので 誰にでも行えると思います。 |
ディスプレイオーディオの重量は717gでした。 裏面を見ても分かる通り 意外と薄いので想像よりもかなり軽いですね。 |
あと、忘れてはいけないのが ノートオーラに社外品の機器を取り付けるのに必要な 2DINパネルですね。 エーモンからパネルとコネクター類がセットになった 発売されているので今回はこれを使います。 |
さらに純正ステアリングのスイッチを使いたい場合は 上記の取付キット(ノート用)に ステアリングリモコンハーネスが追加された ノートオーラ用の取付キットの方を用意します。 ステアリングリモコンハーネスが一番高価なアイテムなので それが追加されるだけで値段はかなり上がりますが ステアリングスイッチを使う事で 画面に直接触れる回数を圧倒的に減らせるので 指紋がベタベタ画面に付くのを抑えられますよ。 ちなみにステアリングリモコンハーネスは 単品でも売っています。 |
これはあっても無くても良い物なので 任意で用意してもらえば良いのですが リバースに入れたときにルームミラーに表示される アラウンドビューモニターを社外品カーナビや ディスプレイオーディオに表示する為の映像変換ケーブルです。 ルームミラーよりも大きな画面に表示されるので 確実に視認性はより高くなります。 |
ただ、画質に関しては ルームミラーではあまり気になりませんでしたが 少し大きなディスプレイに表示しているという事で 解像度が低いような少しボヤけた映像になりますね。 |
それではさっそく作業編ですが まずは部屋でオーディオハーネスに 端子を取り付ける内職から始めます。 今回、このページを見ている方のほとんどは ノートかノートオーラのユーザーだと思いますが トヨタとダイハツ車の場合は 写真下側のオーディオハーネスを使う事で ダイレクトに車体に接続出来るので 今から行う端子の圧着作業を飛ばせます。 |
トヨタ・ダイハツ車以外のメーカーの車両では ケーブルの先端に何も付いていないオーディオハーネスを使うので ギボシ端子を圧着する作業を行いますよ。 このような電工ペンチを使う事で 被覆を剥く作業と圧着作業の両方が行えます。 一見、面倒くさそうな作業ですが だんだんゾーンに入っていくので面白くなってきますよ。 |
端子を圧着して接続させる先は 右側にある3種類のハーネスで 上からラジオのアンテナ変換ケーブル オーディオハーネス、車速配線カプラーになりますが 全てエーモンの取付キットに付いている付属品です。 基本的に同じ色の配線同士を接続するだけですし 全ての配線にタグが付いているので 特に迷う所はないと思います。 |
それでは実際に作業を行いますが まず配線の末端にあるキャップを外してから ギボシ端子のスリーブを先に通します。 写真のはオスのスリーブなので短いのですが メスの場合はスリーブが長いので タグを丸めてスリーブを深くまで通します。 それから電工ペンチの根元にあるワイヤーストリッパーを使って 先端の被覆を3ミリほど剥くと写真の状態になります。 |
アクセサリー電源のような細い線の場合は ギボシ端子がしっかり圧着出来ないので このように先端の被覆を5ミリほど長めに剥いてから 銅線を折り曲げ、被覆と一緒に圧着する事で しっかり端子が固定出来ますよ。 |
仕上げに電工ペンチの先端あたりにある圧着する所を使って ギボシ端子にある2カ所のヒダの部分を圧着します。 先端部分のヒダは銅線を圧着し 根元の方は被覆部分を圧着します。 |
スリーブをスライドさせて圧着部分に被せれば完成です。 |
ギボシ端子が圧着出来たら こんな感じで基本的に同じ色の配線と接続するだけです。 それでは残りのイルミネーション・パーキング情報 フロントスピーカーのLRとプラスマイナス・バック情報 リアスピーカーのLRとプラスマイナスにも 端子を圧着しておきます。 ステアリングスイッチを使いたい場合は ステアリングオーディオ(+)にも端子を圧着しますよ。 使わないケーブルもあるので そのままキャップが付いた状態にしておきます。 くれぐれも接続させる相手側の端子がオスなのかメスかを 確認してから圧着してください。 |
ただ、例外なのがマイナス(アース)のケーブルで 車体の金属部分と接続させるので 配線が長い方が何かと便利です。 このように圧着スリーブと 0.75sqあたりのケーブルを使って適当に延長させます。 |
マイナス(アース)線の先端にはギボシ端子ではなく 写真のようなクワガタ端子か 丸形端子を圧着させる事で 車体のボディ(金属)に固定してあるネジに固定出来ます。 圧着のやり方はギボシ端子と全く同じです。 マイナス端子の場合は スリーブを着けても着けなくても問題ないです。 |
これで配線の準備は完了です。 |