実は、今回のDJデミオは、坂道だけでなく

普通の平たい道でも、エンストしないんです。

さすがにクラッチをドン！と無理矢理に繋げるとエンストしましたが

エンジンの回転数が下がると勝手にスロットルを開いて

ブオーっと力強く回転数を回復させてくれるので

クラッチだけで簡単に発進できます。

つまり、アクセルをクラッチに合わせて

加減しながら踏み込む必要がないのです。

MT初心者の人がついついやってしまう

エンジンを勢いよく回してクラッチを繋ぐという

まるでゼロヨンみたいなスタートはしなくていいのです。

試しに、勾配率15%くらいの急な坂道で

無謀にもクラッチのみでの坂道発進をしてみましたが

エンストすること無く、普通に発進できました。

従来のMT車ならあり得ない事です。

急な坂道でもクラッチのみの発進が出来るので

普通の平たい道でエンストするはずがないのです。

ちなみに、DJデミオがエンストする回転数は0回転で

50回転でも回っていたらエンストしませんでした。

一瞬ならエンジンが0回転になっても復活するくらいなので

スロットルを勝手に開いてくれるだけでなく

元々、エンスト耐性が強いエンジンです。

MT車に二度と乗りたくないと思うシチュエーションで

坂道渋滞というのが一番やっかいなのですが

DJデミオのイージーなMTを、実際にテストする為に

紅葉シーズンの山奥にある観光地の神社に行って来ました。

わざと坂道渋滞にハマりに行ったので

神社には正直、数ミクロンも行きたくありませんでした。

むしろ神がいるのなら

この渋滞を何とか出来ないのかと思ったくらいです。

なんで自分は、今ここに居るんだろうという

自問自答を繰り返しながら坂を登りました。

なんと、このDJデミオ・・上り坂なのに

クラッチとサイドブレーキの操作だけで乗り越えられました。

もちろんサイドブレーキを使うと

ヒルローンチアシストが働かないのですが

エンストしないDJデミオならではの芸当です。

勾配に合わせてアクセルをコントロールする必要がないというか

アクセルペダルを全く踏んでいないので

ストレスがほとんどなく、坂道渋滞・・ぶっちゃけ余裕です。

HLA（ヒルローンチアシスト）を使ってのテストもしましたが

発進の時は、クラッチペダルとフットブレーキのみの操作だけです。

サイドブレーキを使うより、フットブレーキを踏んで

HLAを発動させた方が、エンジンの回転が多めに回るので

よりエンストしにくくなりますね。

DJデミオでMTデビューするなら、もう何も恐れる事はないでしょう。

むしろ山で恐れて欲しいのは、クマとの遭遇だけですよ・・