グリファス・NMAX・Xフォース エンジンオイル交換 Vol.1 |
今回はシグナスグリファスのエンジンオイルを交換しますが NMAX2型、NMAX155、Xフォースと全く同じ作業になります。 エンジンオイルの交換サイクルは 初回の1000Kmでの交換以降は 3000Km毎の交換を推奨されていますよ。 という事で今回主に使うアイテムは・・ 1L缶のエンジンオイル×1本 今回は高級な100%合成油のエンジンオイルを使いましたが スクーターの場合は4輪自動車用でも使えます。 ただ、鉱物油のような安いオイルを使う場合は 10W-40の粘度より軟らかいオイルは使わない方が良いです。 あと廃油を可燃ゴミに出すために廃油処理ボックスを使いました。 当然、ドレンワッシャーも交換するのですが 今回は2パターンのオイル交換方法を行ったので 作業によってはドレンワッシャーを使わずに 代わりにOリングパッキンを使うので 作業に応じて用意します。 |
エンジンの底面を覗くと センタースタンドの前方あたりに 赤矢印のオイルドレンボルトと 黄矢印のオイルストレーナーカバーがありますが どちらか一方を外すだけでオイル交換が出来ます。 しかし、オイルストレーナーはオイルフィルター代わりなので 最低でも1万Km毎に1回は清掃した方が良いですし 初回のオイル交換時にも出来れば清掃しておいた方が良いですね。 個人的にはオイル交換は毎回 オイルストレーナーカバーのみで行っています。 |
まず最初にやっておきたい事は シグナスグリファスは0.9L程度の廃油しか出ないので 2.5Lの廃油処理ボックスを一回で使い切るには勿体ないです。 なので中に入っている吸収材を 適当な袋に分ける事をお勧めします。 次回はスーパーで買ったビニール袋を 2重~3重にして中に吸収材を入れれば 数回に渡ってオイルを処理する事が出来ますよ。 ティッシュやキッチンペーパー等のゴミを混ぜれば ギリギリ3回分のオイルを処理する事が出来そうですね。 |
センタースタンドを立てて作業を行う場合は このようにダイレクトに廃油ボックスを下に置いても 作業が出来るスペースは確保出来ますが 作業性を考えるならオイル受け皿を使った方が良いですね。 |
それではさっそく作業編ですが まずはプランAとして オイルドレンボルトを外してのオイル交換からやっていきますよ。 気温が3度以下になるような かなり寒い時期にオイル交換をしない限り 事前のアイドリングは特にしなくても良いですし 特に夏場では火傷のリスクの方が大きいです。 走ったすぐ後にオイル交換をする場合も 火傷しないくらいに十分冷えてから行った方が良いですね。 とりあえず12ミリの工具を使って ドレンボルトを1周程度緩めます。 |
ここで廃油ボックスかオイルの受け皿を真下に敷き 素手でドレンボルトを回して外しますが 絶対に手を汚したくない場合は 使い捨てのビニールかポリ手袋をしておいた方が良いですね。 作業性が高いベストな手袋はニトリルゴムの手袋ですが 価格は上がります。 |
ドレンボルトが外れるとオイルが落ちてきます。 下向きの穴なのでオイルの軌道も分かりやすいのですが ただ、強風が吹いている時は気をつけたいですね。 オイルの勢いを強めたい場合は 車体右側にあるオイルフィラーキャップを開いて 大気圧を掛けますが せいぜい1L未満のオイルなので そうこうしているうちにオイルが出きってしまうと思います。 |
こんな感じでオイルがほとんど 落ちてこなくなるまで待ちます。 写真のように車体側にオイルドレンワッシャーが くっついている場合があるので外しておきます。 |
オイルドレンボルトを清掃して 新品のM12のドレンワッシャーを通しますが M12のドレンワッシャーなら何でも使えます。 今回はホンダ純正のワッシャー(94109-12000)を使いましたが ピッタリなサイズでした。 |
キッチンペーパー等、適当なウエスで拭いて清掃してから 素早くドレンボルトを素手で取り付けます。 |
仕上げに工具でドレンボルトを締め付けますが 規定締め付けトルクは20N-mです。 トルクレンチを持っていない場合は ソケットを素手で持って限界まで締めてから 仕上げにソケットにハンドルをつけてから 1/8回転ほど締め付けます。 |