HONDA クロスカブ110 ドライブスプロケットの交換 Vol.3 |
次はキタコのドライブスプロケットでも 16Tのドライブスプロケットを使ってみますよ。 |
ちなみに16Tのドライブスプロケットを取り付けるには 別途、ワイドチェーンガイドプレートを用意する必要があります。 |
取付作業は15Tと全く同じ作業なので飛ばしますが 16Tの場合はスプロケットカバーに付いている チェーンガイドを肉薄なワイドタイプに交換するだけです。 純正のチェーンガイドプレートにはスペーサーとなるワッシャーが 溶接して付いていますが キタコのワイドタイプのはワッシャーが付属してあるので カバーとチェーンガイドの間に入れるのを忘れずに。 |
んで、もっとも注意すべき点は ワイドチェーンガイドプレートは実は左右非対称になっている所で 取り付ける向きを間違えると微妙に穴の位置がズレて 少し浮いた感じになります。 |
ドライブスプロケット 16Tのインプレッション |
当然ながら停車時からの加速では 15Tと比べてもたつき感が出ますし ましてや14Tのようなトルク感もなくなりますが これは身体に感じる余剰トルクが 速度に変換されただけなので 縦Gは弱まりますがその分、速度が乗っています。 なので実際に加速力を測定すると ほとんど違いはありません。 ただ、加速時の余剰トルクが減ってしまうと 風圧や坂道などの抵抗に弱くなるので そういった状況ではエンジンがストールしやすくなるので 加速のパフォーマンスは落ちます。 でもそれは4000回転以下の低回転域の話であって エンジンさえしっかり回っていれば むしろ16Tの方が時速80Km/hを越えるような高速領域では エンジンが回り過ぎる事が無くなるので 最高速度も伸びます。 なので住宅街の狭い道をちょこちょこ走るなら 純正の14Tが適していて 制限速度60Km/hの幹線道路を自動車と共に走るなら 16Tの方が最適です。 15Tはその間のバランスになりますね。 あと、究極の燃費性能を目指すなら 16Tの選択は必須だと思います。 |
走行テスト |
それではドライブスプロケットの歯数が及ぼす 回転数と速度について調べてみました。 まずは純正の14Tでの走行です。 スピードメーターが時速50Kmを指す時 エンジン回転数は約4300回転(4速)でした。 |
次は15Tのドライブスプロケットでの走行です。 同じくスピードメーターが時速50Kmを指す時 エンジン回転数は約4000回転(4速)に下がりました。 つまり、ドライブスプロケット1山分で 約300回転ほど変わる事が分かりました。 同じエンジン回転数の場合は約3Km/hほど速度が変わります。 ほとんどのホンダ車はドライブスプロケットよりも 手前のミッションケース内で速度を読み取っていますが クロスカブ110の場合は前輪の末端部分で 速度を読み取っているので スプロケットの歯数を変えても ちゃんとスピードメーターに反映さていますね。 |