HONDA クロスカブ110 ダブルシートの取付 Vol.1 |
今回はクロスカブ110のシートを交換します。 スーパーカブシリーズは基本的に 女性が快適に走れるように設計されているので 身長170センチ以上の男性が純正シートで快適に運転しようとすると ステップの位置が影響してお尻が シートの後ろに少しはみ出てしまいます。 という事で今回はゆったりとしたベストなポジションで座れるように 後ろに長いシートに交換します。 という事で今回用意したブツは キジマのダブルシート(207-395)です。 カラーはアイボリーやダークブラン(ツートン)などがありますが シンプルで尚且つ一番価格が安いブラックを選びました。 |
とりあえずダブルシートの重量を量ってみると1703gでした。 ちなみにクロスカブ110の純正シートは1300gなので 400gほど重くなります。 このサイズなんですから当然ですよね。 |
しかし、ダブルシートを取りつけるには重いリアキャリアを外すので 1971gほど軽くなる事になり 400g分の重量増を入れても1571gほど軽量化出来ることになります。 |
ちなみにダブルシートをマニュアル通りに取り付けると 約500gほどある金具類を取り付けるので 最終的には約1Kgほどの軽量化に収まりますが・・ 今回はこのシートのロック機構が付いた金具類を使わずに 純正シートのように吸盤だけでシンプルに ダブルシートを車体に固定する独自の取付方法を行います。 つまり、今回のやり方だと1.5Kgほど軽量化出来る事になります。 |
金具類の代わりに10ミリ8ミリのネジ変換アダプターを使います。 ちなみに重さは両方合わせても70gほどですよ。 |
それともう一つ是非とも用意しておいて欲しいのが 純正シートを固定している吸盤のゴム(型番:77211-GBJ-830)です。 ラバーシートマウンティングと言いますが 本来このパーツは純正シートから外して ダブルシートに移設するのですが 外す作業が非常にめんどくさいので ダブルシート用のシートマウンティングを買っておくことで 純正シートとダブルシートを素早く交換する事が出来ますよ。 |
それではさっそく作業編ですがまずは内職から・・ 別途用意したラバーシートマウンティングを ダブルシートに取り付けます。 ゴムの抵抗があるのでなかなか取り付けられない場合は シリコンスプレーを出っ張り部分に吹けば 押し込むだけで簡単に付くと思います。 ラバーの向きは吸盤がある方を車体前方側に固定しますよ。 ダブルシートを取り付ける事で2人乗りが出来るようになりますが 1人でゆったり乗りたいので 真ん中にある2つのナットを外してベルトを外しました。 乗り方によってはベルトがちょうど お尻の下にくるので気持ち悪いのです。 |
ちなみにマニュアル通りに作業をするなら 取り外した純正シートからこの4つのゴムを外す事になりますよ。 今回は純正シートからは一切ゴムを外しません。 |
純正シート裏に付いていた小さいゴムの役割をする物を ダブルシートに貼ります。 今回は厚みが10ミリの防振パッドを使っていますが 厚みが10ほどある硬いゴムなら何を使っても良いです。 サイズは25ミリ×40ミリくらいのを2つ用意して そこに両面テープを貼ります。 |
丸い穴が空いている所が本来ゴムを取り付ける所ですが その穴から10ミリほど下に10ミリ厚のゴムを貼ります。 左右の位置は真ん中ある溝の両端に合わせます。 ゴムを横長にしている理由は 車体のヒンジ部分が結構グラグラしていて左右にブレるからです。 純正シートでは短いので気付きにくいのですが ダブルシートだとそのグラグラ加減が大きな誤差になるので どっちにブレてもゴムがキャッチ出来るようにしています。 これでダブルシートの下処理は完了です。 |