GR COPEN リアスタビライザーの取付 Vol.1 |
今回はGRコペンのリアスタビライザーを取付します。 リアスタビライザーを装着する事によって 旋回中のフロントタイヤ(イン側)の接地性が上がるので アンダーステアが解消し良く曲がる面白い車両が作れます。 今回用意したアイテムは CUSCOのリアスタビバー(776-311-B16)です。 |
重量を量ってみるとスタビバーの部分が1880gで ブラケットが左右合わせて543g ボルト類が393gだったので全て合わせて2816gになりました。 重たいM12のボルトは純正のボルトと入れ替えるので 実際には100g程度軽くなると思います。 |
それでは早速作業編ですが クスコのリアスタビライザーは スプリングのお皿の穴を利用してブラケットを取り付けるので まずはスプリングを取り外す作業から始めます。 つまりローダウンスプリングに交換する作業と ほぼ同じ行程になります。 |
まず初めに左右にあるリアショック下部のナットを 2周程度緩めておきますが ボルトと供回りした場合は 右側のボルトの頭を押さえながらナットを緩めます。 ナットもボルトの頭も17ミリの工具を使いますが そこそこ硬いので長い工具を使いたい所ですが 長すぎるとバンパーと地面の隙間で可動させるのが困難になるので ほどほどの長さのが良いですね。 |
それでは車体をジャッキアップするので 先に左右のリアホイールのナットを1/4周程度緩めます。 |
リアのセンターにある牽引フック(ジャッキポイント)を 油圧ジャッキを使って持ち上げます。 低い位置にあるサイドシルのジャッキポイントとは違い 牽引フックの所から持ち上げるには 400ミリほど持ち上げられる油圧ジャッキでないと ウマを敷くことが出来ませんよ。 今回は385ミリ上がる油圧ジャッキにアダプターを付けています。 予め車体が前に転がらないように MT車の場合はギアをリバースに入れておきます。 前輪にタイヤストッパーを使うとより安全ですね。 |
車体が持ち上がったら 左右のリアにあるサイドシルのジャッキポイントに ジャッキスタンドを敷いてから油圧ジャッキを降ろします。 ジャッキスタンドによっては金属同士が接触する為 互いに傷がついてしまうので 5ミリ厚程度のゴム板等を車体との接地面に敷きます。 |
次は緩めておいた左右の ショック下部のボルトナットを外しますが 下から車載工具のパンタジャッキで支えながら 緩めておいたボルトナットを外すと素手で簡単に外せます。 持ち上げすぎても支えなさすぎても駄目なので ショック下部にあるブッシュ部分が上下共に潰れないように 数ミリだけ下から支える状態にすると ボルトに重みが乗らないので簡単に抜けますよ。 パンタジャッキにも5ミリ厚以上のゴムシートを敷いておきます。 |
あとはパンタジャッキを縮めて スプリングが容易に抜き取れるくらいまで サスペンション全体を下げます。 |
少しスプリングを手で縮めながら車体から抜きます。 それでも外しにくい場合は パンタジャッキをブラケットから外すと トーションビーム全体が大きく下がるので 簡単に左右のスプリングが抜けますが トーションビームの根元にあるブッシュに負担が掛かるので スプリングを外したら再びパンタジャッキで支えておきます。 |