GR COPEN ECUの交換(フルコン) Vol.1 |
今回はGRコペンのECUを交換します。 ECUを交換する主な理由は タービンのブースト圧を上げる事で加速性能を高めます。 一昔前ではブーストコントローラーを取り付けるだけで ブーストアップをする事が出来ましたが 最近のECUは優秀なのでサブコンを取り付けるか ECU(フルコン)を交換する方法が支流になっています。 という事で今回用意したアイテムは D-SPORTのスポーツECU(89560-E240)で 今回はMT用を用意しましたが GRのコペン用としてはCVT用(89560-E241)の2種類があります。 あと、車体の製造年でも2017年4月以前と以後で 前期、後期と分かれているので GRのコペンは後期タイプのECUになります。 |
まず何よりも先に行わないといけない事は DスポーツのスポーツECUはハイオク仕様なので 燃料タンク内をハイオクガソリンに変更する必要があり レギュラーガソリンを最少メモリ以下にしてから ハイオクガソリンを満タンに入れておきます。 |
それでは作業編ですが まずはスポーツECUに付属している スパークプラグ(LKR7ARX-P)に交換するので 矢印のツメを摘まみながらコネクターを抜いてから 六角ボルトを外します。 コネクターのツメは結構硬いタイプですね。 ポイントとしては一気に3本のコネクターを抜いたりすると どこまで作業を行ったか分からなくなるので 1本ずつ作業を行うクセを付けることで 6気筒や8気筒エンジンにも対応出来ます。 |
コネクターとボルトを抜いたら IGコイルを引き抜きますが ここからはゴミやホコリが穴の中に入らないように 素早く行います。 |
16ミリのプラグレンチを用意しますが エクステンションバーを使って 20センチほど延長しておけば作業が楽になります。 |
22センチだとこのくらい飛び出すので まわりに影響せずにハンドルを回せます。 |
スパークプラグを外します。 |
プラグレンチのソケットだと マグネットかパッキンによってこのように スパークプラグプラグを抜き取れます。 |
普通の16mmのディープソケットを使う場合は プラグを十分に緩めた後に IGコイルを差し込めばプラグを抜き取れますよ。 |
付属のLKR7ARX-Pに差し替えて 逆の手順で作業を行います。 |
とりあえずハンドルを付けずに 素手で回せる所まで回します。 |
仕上げにハンドルを使って1/2回転(180度)締めますが スパークプラグを再使用する場合は ガスケットが潰れている状態なので1/12回転(30度)で締めます。 ちなみにトルクレンチを使う場合は 新品でも再使用でも15N-m程度のトルクで締めますが 再使用時にプラグのネジ部分が湿っている場合は しっかり拭き取らないと 規定トルクで締めてもオーバートルクになりますよ。 あとは逆の手順で元に戻し 残りの2本も交換しておきます。 |