GR COPEN ドアスタビライザーの取付 Vol.3

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コーナー用スライドクッション

最後は出来るだけ低コストに

トヨタのドアスタビライザーと同等の効果を得られる

代替品を使ってみたいと思います。

今回用意したのは

光のコーナー用スライドクッション(KLS-967)で

2枚セットのを2個使いました。

スライドクッションとは重い家具を移動させる時に下に敷く

いわゆるすべり材と呼ばれている物です。

ちなみに他の滑り材も試しましたが

コーナー用のがもっとも適していました。

 

予めドアとボディとのクリアランスを調べましたが

ドアストライカーの上のスペースが

クリアランス的にもボディのフラットさでも適していたので

ここに滑り材を貼り付けたいと思います。

両面テープを使うので予め貼り付けるボディとドアの部分には

シリコンオフ(パーツクリーナー)で拭いて脱脂しておきます。

 

滑り材には両面テープが付属していますが

結構強力なのでそのまま利用しても良いですね。

滑り材に使う両面テープは固定するだけでなく

ドアとのクリアランスの調整にも使うので

厚みはかなり重要です。

 

付属以外の薄い両面テープを使う場合は

ニットーの薄くて強力な両面テープを使っても良いのですが

ゴム材専用の両面テープがあるくらい

本来、ゴム材と両面テープの相性は悪いので

薄い両面テープを使うなら

付属の両面テープを使った方が無難ですね。

 

今回はエーモンから発売している

2mm厚の強力な両面テープ(75mm×140mm)を使いましたが

シート状の両面テープなので

このように貼ると3個分は取れましたが

4個分取るのはかなり厳しいですね。

ちなみに普通のロール状のテープも売られているので

そっちの方が4枚行けそうです。

 

今回は2mm厚の両面テープを使う事で

ドアとのクリアランスは開け閉めに困らない程度に

カツカツに詰められましたが

滑り材に付属の薄い両面テープを使った場合は

のちに説明していますが

ドア側の接触面の厚みを増す事でクリアランスを詰めます。

 

実際に滑り材を貼り付けると

先が少しだけボディから飛び出したので

万能ハサミでカットしましたが

小さいハサミだと硬すぎてハサミが通らないと思います。

滑り材の表面が少しテカっていますが

出来るだけドアの開閉をスムーズにする為に

シリコンスプレーを表面に吹いています。

 

ちなみに滑り材とドアとのクリアランスは

ドアの開け閉め時の抵抗で何となく分かるのですが

より正確に接地状況を調べたい場合は

シリコングリースを表面に塗ってから

適当に走ってボディに負荷を掛けると

このようにドアとの接地面を可視化する事が出来ますよ。

強くドアに接地している部分は

2枚貼ってあるちょうど間付近なので

そこを中心に滑り材を貼り付け直せば

1枚だけでも済みそうですね。

 

滑り材が接触するドア側の塗装を保護する為にも

目立たないように黒の養生テープを貼りました。

 

ちなみに薄い両面テープを使って滑り材を固定した場合は

1mm~3mm厚のウレタンゴムシート

ニットーの薄くて強力な両面テープ

あるいは2mm厚の分厚い両面テープを使って

ドア側に貼り付ける事で

クリアランスを調整する事が出来ます。

 
GRコペン(LA400)滑り材ドアスタビライザー

実際に滑り材によるドアスタビライザーを試してみると

ぶっちゃけ、トヨタのドアスタビライザーよりも

ステアリングレスポンスが良くなってしまいました。

しかも、滑り材の方はハーシュネスの改善にも貢献してくれるので

直線を走っている時のボディの揺れ方も若干変わってきます。

やはりボディとドアとの接地面がより広い事が

効いていると思われますが

ボディとドアとのクリアランス調整は

シャッター構造を持つトヨタのドアスタビライザーよりも

よりシビアになるので

ドアの開閉の妨げにならない程度に

クリアランスを詰められるかどうかが重要ですね。

ただ、滑り材は色味的にも

車体に全く合っていないので

見た目が残念というか、貧乏臭くなりますね。

そこが滑り材の最大のデメリットな所だと思います。

 

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