ADV160 ACC(アクセサリー)電源の確保 Vol.1

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ADV160(KF54)フロントまわりのカバー取外し

今回はADV160のフロント部分から

ACC電源を確保する作業です。

予めフロント部分のカバー類を取り外しておきます。

カバーを取り外す作業の詳細はここのページで掲載しているので

今回は省略しますよ。

 
ADV160(KF54)フロントまわりのコネクター

ADV160のフロント部分には

PCX同様にコネクターや端子が豊富に用意されていますが

これらは主にアラームなどの純正オプション専用のコネクターです。

強いて言うなら写真左のスポーツグリップヒーター用の

025型防水10Pコネクターの黒/緑ケーブルから

ACC電源が取れますが

わざわざ025型の細かい端子から

電源を取るのもめんどくさいですよね・・

ちなみにPCXではUSB電源と共に

7.5Aのヒューズに繋がっていましたが

ADV160ではETC用コネクターと共に

5Aのヒューズに繋がっています。

 

という事で今回は車体に標準装備されているUSB電源の

裏側にあるコネクターから分岐させて

ACC電源を取り出します。

ツメは裏側(下側)にあるので摘まみながら抜き取ります。

 
キタコ電源取り出しハーネス756-9000140

そこにキタコから発売されている

キタコの電源取り出しハーネス(756-9000140)を使います。

JK型PCXから採用され始めた

040型の防水コネクターが使われています。

どうしても自作したい方は

PCX e:HEVのここのページで説明していますよ。

コネクター単品でもそこそこの価格なので

ぶっちゃけ、出来上がった物を買った方が早いですね。

 
ADV160(KF54)ACC電源取り出し

先ほど取り外したUSB電源のコネクターの間に

電源取り出しハーネスを噛まします。

 

ぐいっと下に配線を落とせば見た目がスッキリします。

電装品を1品だけ追加したい場合は

これでACC電源の確保が出来ました。

小さい電流の電装品を複数使う場合は

ここにギボシ端子の分岐ハーネスを付けると

いくらでも増やせますが・・

容量に余裕があったPCXとは違い

ADV160ではヘッドライトのポジションライトや

ナンバー灯などのテールランプまわりのLEDと共に

5Aのヒューズに繋がっているので

それほど豊富に電気が使える訳ではなく

表にあるUSB電源と合わせて

2.1Aを超えないように使う必要がありますね。

 
デイトナDユニットWR16037

そこで大きな電流が流れる電装品を複数使いたい場合は

デイトナのD-UNIT(16037)を使います。

今回ADV160に使うDユニットはWR(防水)のタイプです。

Dユニットとはバッテリーから直で電源を供給しつつも

車体のACC電源に連動して電流が流れる仕組みになっています。

 
デイトナDユニット比較

ちなみに上側が普通のDユニット(98830)ですが

WRとの違いは主に配線の長さですね。

普通のDユニットはシート下のバッテリーの近くに

設置する事を想定しているので

配線が短く防水仕様ではありません。

主にスクーター以外のバイク用ですね。

DユニットWRではバッテリーから離れた

車体のフロント部分の狭い所に設置する事を想定しているので

コンパクトでしかも防水仕様です。

ただ、普通のDユニットと比べると

同時に流せる電流のキャパが小さいので

USB電源、グリップヒーター、LEDの追加ライトくらいまでですね。

なので大電流が流れるような

ヒートジャケット、ヒートパンツ、ヒートグローブ等を

同時使用するには普通のDユニットしか対応出来ないと思います。

 

車体に設置する方法も少し違っていて

普通のDユニットでは付属の両面テープを使うのが基本ですが

DユニットWRでは結束バンドを使って

固定する事を想定しているので

結束バンドを通せる穴が縦方向と横方向にあります。

 
ADV160(KF54)プラグメンテナンスカバー

それでは実際にDユニットWRをADV160に取付しますよ。

 

 

まずはフロアマットを剥がして

隠れているプッシュリベットを外します。

 
ADV160(KF54)プラグメンテナンスカバー脱着

下側からめくって両端にあるツメを浮かせたら

最後に下側に抜き取りますが

初めて外す時は少し硬いと思います。

 
ADV160(KF54)バッテリーカバー裏

プラグメンテナンスカバーのツメはこんな感じになっています。

 
ADV160(KF54)バッテリーカバー

シートを開いてバッテリカバーを外して

バッテリーを触れる状態にしておきます。

 
ADV160(KF54)配線通し

あとはエーモンの配線ガイドをフロント部分から

プラグメンテナンスカバーの所まで通せば

バッテリーまで配線を通す事が出来ます。

 

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