ADV160 ACC(アクセサリー)電源の確保 Vol.1 |
今回はADV160のフロント部分から ACC電源を確保する作業です。 予めフロント部分のカバー類を取り外しておきます。 カバーを取り外す作業の詳細はここのページで掲載しているので 今回は省略しますよ。 |
ADV160のフロント部分には PCX同様にコネクターや端子が豊富に用意されていますが これらは主にアラームなどの純正オプション専用のコネクターです。 強いて言うなら写真左のスポーツグリップヒーター用の 025型防水10Pコネクターの黒/緑ケーブルから ACC電源が取れますが わざわざ025型の細かい端子から 電源を取るのもめんどくさいですよね・・ ちなみにPCXではUSB電源と共に 7.5Aのヒューズに繋がっていましたが ADV160ではETC用コネクターと共に 5Aのヒューズに繋がっています。 |
という事で今回は車体に標準装備されているUSB電源の 裏側にあるコネクターから分岐させて ACC電源を取り出します。 ツメは裏側(下側)にあるので摘まみながら抜き取ります。 |
そこにキタコから発売されている キタコの電源取り出しハーネス(756-9000140)を使います。 JK型PCXから採用され始めた 040型の防水コネクターが使われています。 どうしても自作したい方は PCX e:HEVのここのページで説明していますよ。 コネクター単品でもそこそこの価格なので ぶっちゃけ、出来上がった物を買った方が早いですね。 |
先ほど取り外したUSB電源のコネクターの間に 電源取り出しハーネスを噛まします。 |
ぐいっと下に配線を落とせば見た目がスッキリします。 電装品を1品だけ追加したい場合は これでACC電源の確保が出来ました。 小さい電流の電装品を複数使う場合は ここにギボシ端子の分岐ハーネスを付けると いくらでも増やせますが・・ 容量に余裕があったPCXとは違い ADV160ではヘッドライトのポジションライトや ナンバー灯などのテールランプまわりのLEDと共に 5Aのヒューズに繋がっているので それほど豊富に電気が使える訳ではなく 表にあるUSB電源と合わせて 2.1Aを超えないように使う必要がありますね。 |
そこで大きな電流が流れる電装品を複数使いたい場合は デイトナのD-UNIT(16037)を使います。 今回ADV160に使うDユニットはWR(防水)のタイプです。 Dユニットとはバッテリーから直で電源を供給しつつも 車体のACC電源に連動して電流が流れる仕組みになっています。 |
ちなみに上側が普通のDユニット(98830)ですが WRとの違いは主に配線の長さですね。 普通のDユニットはシート下のバッテリーの近くに 設置する事を想定しているので 配線が短く防水仕様ではありません。 主にスクーター以外のバイク用ですね。 DユニットWRではバッテリーから離れた 車体のフロント部分の狭い所に設置する事を想定しているので コンパクトでしかも防水仕様です。 ただ、普通のDユニットと比べると 同時に流せる電流のキャパが小さいので USB電源、グリップヒーター、LEDの追加ライトくらいまでですね。 なので大電流が流れるような ヒートジャケット、ヒートパンツ、ヒートグローブ等を 同時使用するには普通のDユニットしか対応出来ないと思います。 |
車体に設置する方法も少し違っていて 普通のDユニットでは付属の両面テープを使うのが基本ですが DユニットWRでは結束バンドを使って 固定する事を想定しているので 結束バンドを通せる穴が縦方向と横方向にあります。 |
それでは実際にDユニットWRをADV160に取付しますよ。
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まずはフロアマットを剥がして 隠れているプッシュリベットを外します。 |
下側からめくって両端にあるツメを浮かせたら 最後に下側に抜き取りますが 初めて外す時は少し硬いと思います。 |
プラグメンテナンスカバーのツメはこんな感じになっています。 |
シートを開いてバッテリカバーを外して バッテリーを触れる状態にしておきます。 |
あとはエーモンの配線ガイドをフロント部分から プラグメンテナンスカバーの所まで通せば バッテリーまで配線を通す事が出来ます。 |
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