テストドライブ日記 日産 ノート e-POWER Vol.1

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グレード:e-POWER X
カラー:プレミアムコロナオレンジ・パールメタリック
エンジン:1198cc 直列3気筒 + EM57型モーター
ミッション:非搭載
価格:1,959,120円

ガソリンで走れるリーフみたいなもの・・

個人的には久々にワクワクするようなクルマが

日産から登場しましたね・・

ノートに同社の電気自動車であるリーフのモーターユニットを

そのまま搭載したのがノート e-POWERです。

ノートとリーフの一番大きな違いは

搭載しているリチウムイオン電池の容量で

リーフでは24KWh・30kWhの2タイプがありますが

それに対してノートは1.5kWh程度です。

その少ない電池容量を補う為にエンジンで発電させています。

24KWhのリーフでも約280万円もするので

この電池容量の違いが

ノートとリーフの価格差といっても良いんじゃないでしょうか。

一昔前と比べれば電気自動車の価格もかなり下がってはきましたが

ガソリン車と比べればまだまだ高価だし

充電施設の問題もあるので

電気自動車はガソリン車と比べて敷居は高いですよね・・

ガソリン車のように気軽に扱える電気自動車があると良いのにな~

まさにそんな夢を叶えたのが、ノート e-POWERなのです。

 

トルク 25.9kgf・m/0-3008rpmの圧倒的な加速力・・

先にこのノート e-POWER最大の魅力を言うならば

この25.9kgf・mという、2.5リッターエンジン並のトルクを

車両が発進した瞬間から使える所で

昔の日産車でいうなら

ターボのS15シルビアと同等の加速が味わえますし

180SXなら加速でブッチぎれます。

CMではリーフが実際にやってましたけどね・・

もっというなら、ノート e-POWERには

リーフと同じ高性能モーターを積んでいるのはもちろんですが

ノートの方がリーフよりも220Kgほど車体が軽いので

リーフよりも加速が速い事はカタログを見ても明らかなのです。

200万円を切る価格でこの加速力を味わえる自動車は

世界中探してもないと思います。

しかも、モーター駆動ならではの

高次元の静粛性を味わえるだけでなく

大人しく走ればライバルであるトヨタのアクアや

ホンダのフィットハイブリッドと同等の燃費を叩き出せます。

速さ、静かさ、経済性を高次元で両立させている所が

ノート e-POWERの最大の魅力だと思いました。

ただ、勘違いしてはいけないのが

モーターなので馬力(最高速)を出すのがやっぱり苦手なようで

リーフの性能から考えても

最高時速は140Km/h程度しか出ないと思われ

大きなサーキット等の長いストレートでは

アクアやフィットハイブリッドについて行けないかもしれませんね。

そもそも、そういうモーターの欠点を克服する為に

トヨタがハイブリッド車を作ったんですからね・・

まあ、少なくとも日本の高速道路で

パワー不足を感じる事はないでしょう。

 

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