SUZUKI スウィッシュ クラッチスプリングの交換 Vol.2

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スウィッシュドライブフェイス脱着

それではまず左側のドライブフェイスから外すので

センターにあるナット(17ミリ)を外します。

 

ナットの外し方はユニバーサルホルダーを使って

左側からドライブフェイスの2つの穴に引っ掛け

工具の先端を地面に引っ掛ける感じに固定します。

あとは17ミリのソケットを使って外すだけです。

ちなみに取付時の締め付けトルクは55N-mです。

 

ドライブフェイスのナットはスペーサー、ワッシャー、ナットの順に

固定してあるので取付時に間違えないように。

 
スウィッシュドライブフェイス

ナットが外れたら外側のドライブフェイスを

そのまま抜き取ります。

 
スウィッシュクランクケース

ドライブベルトがボスプーリーに引っ掛けてあるので外します。

 

クラッチスプリングの交換だと

これ以上のドライブフェイス側の作業は必要なく

次は後ろ側のクラッチの作業に移行しますが

作業の補足としてドライブプーリーも分解しておきます。

そのままボスプーリーと後ろにあるドライブプーリーを

まとめて手前にスライドさせて外します。

ドライブプーリーの裏にはフタ(ランププレート)があるので

フタごとまとめて外します。

 

ランププレートを外すと中にフェイトローラーが6個入っています。

駆動系のパーツの中で

もっとも消耗が激しいのがウェイトローラーなので

走行距離が1万キロを越えていたら交換しておいた方が良いですね。

ウェイトローラーが消耗すると

変速がスムーズに行われなくなるので

結果的にウェイトローラーを軽量化した効果を得られるので

加速力が良くなるのですが

それだけエンジン回転数が高くなるので燃費が悪化します。

 
スウィッシュ純正ウェイトローラー

スウィッシュのウェイトローラーは15gでした。

先代のアドレスV125やホンダ車(PCX等)と同じサイズです。

燃費を良くするならウェイトローラーを重くして

加速力を高めるなら軽くする事で

加速時のエンジン回転数が上がりますが

ドリブンフェイス側のスプリングとのバランスが重要なので

単純に純正よりも軽いウェイトローラーに交換するだけで

加速力が良くなるとは限りません。

 
ウェイトローラーの裏表

ちなみにウェイトローラーには裏表があるので

取り外す前のウェイトローラーの向きを確認してから交換します。

 

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