SUZUKI アルトワークス ストレーキの制作と取付 Vol.4

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次は見た目をより良くする為に

好みの柄のステッカーを貼ります。

今回はカーボン柄のステッカーを貼りました。

このように片面全体にステッカーを貼り

飛びだした所をハサミでカットします。

もう片面も同じように全体にステッカーを貼って

はみ出した所をカットします。

 

ステッカーを貼っていない横の部分は

油性マジックを塗るだけで

切断面の荒さによってカーボンぽくなりますよ。

 

こんな感じに仕上がりました。

あえて飛び出し部分にはステッカーを貼っていませんが

全体に貼った方が仕上がりは綺麗になります。

 

今回はバンパーと接触する所に

5ミリ厚程度のエプトシーラーを貼りました。

これでバンパーとの隙間も埋まり

砂利やホコリが侵入を防げますし

バンパーとストレーキが密着する部分に傷が付きにくくなります。

 

スポイラータイプのストレーキを取り付けると

こんな感じになりました。

ステッカーを貼るだけでかなり自作感が無くなりました。

 

これを見ても分かる通り

透明よりも実は黒い柄の方が目立ちにくい事が分かりますね。

 

次はストレーキの形状を少し複雑にして

空力的に最適化させてみます。

理論上、タイヤに空気を当てないようにするには

地面までストレーキを伸ばした方が良いのですが

物理的に不可能なので

ストレーキのサイズは車高や走る場所によっても変わってきます。

あと、タイヤが無い部分のストレーキは

下に伸ばしすぎると前面投影面積が増えて逆に空気抵抗になるので

サスペンションのアーム類に風が当たらなくなるであろう

ギリギリのサイズに抑えます。

ちなみにNAのアルトが付けているチンスポイラーの長さは

20ミリなので参考になると思います。

 

以上の事を考慮するとこのような形になりました。

タイヤが隠れる部分だけストレーキの面積を大きくして

サスペンションの部分は20ミリの高さにしています。

ちなみにステッカーは艶消しのブラックを貼りました。

 

カットした事により面積も今までより最小なので

かなり軽く仕上がりました。

 
アルトワークスのストレーキ

実際に車体に取り付けるとこんな感じに仕上がりました。

空力性能だけでなく見た目もより洗練されたと思います。

 

ストレーキのインプレッション

まず、リアのストレーキに関しては

時速200Km/h以上は速度を出さないと

ストレーキを付けていない時との差を

測定する事は不可能な次元でした。

感覚的にも体感する事はまず不可能なんですが

フロントのストレーキに関しては

時速60Km/hあたりからの領域で

ステアリングを左右に切ったときに軽くなるというか

自然なニュートラルなフィーリングになるので

実際に違いを体感する事が出来ました。

つまり、それだけフロントタイヤに当たる空気が

ステアリングのフィーリングに影響している事が分かります。

今回作ったストレーキはタイヤから

サスペンションアームの根元までの幅なので

センター部分はアンダーパネルを取り付ける事で

空気をスムーズにリアに流せるので

さらに空力性能を高めることが出来ます。

 
ビッグタイヤディフレクター

試しに限界まで大きくしたバージョンも作ってみました。

軽自動車では運転席や助手席の足元に

ホイールハウスがあるので

ホイールハウス内に流れ込む空気の量が減ったのか

風切り音のようなノイズが減り

車内が静かになるという思わぬ効果が得られました。

写真のストレーキはもっとも長い所で

バンパーから70ミリの長さがありますが

当然、路面と接触しやすくなるので

接触して擦れたらその擦れた跡よりも少し上をカットする事で

最大の空力効果を得られる

その車体専用設計のストレーキを製作出来ます。

大型のストレーキを取り付けるデメリットとしては

ホイールハウス内に流れ込む空気の量が減るという事は

ブレーキに当たる空気の量もそれに比例して減るので

ブレーキの冷却性能が落ちる事です。

高温でないと高い制動力を発揮しない

サーキット用のブレーキパッドやカーボン系のブレーキだと

逆に良いのかも知れませんが

走る状況に合わせた最適なストレーキを作る必要がありますね。

 

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