SUZUKI アルトワークス パワーフローの取付 Vol.4

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という事で次はむき出しフィルターの欠点である

吸気温度を改善します。

こんな感じで150パイのパワーフローに変えて

エンジンとのクリアランスを大きく確保する事で

遮熱板を敷く余裕が出来ますよ。

インテークを固定しているステー同様に

純正エアクリボックスを固定していたネジ穴を使って

M6のボルトで遮熱板を固定しています。

 

さらにエンジン外部から直接リフレッシュエアーを得るために

遮熱板にダクトを繋ぎました。

薄いアルミ板なのでハサミで丸い形に切り取り

最後にハサミで切った跡をアルミテープで塞いでいます。

このダクトはインタークーラーダクトや

ラムエアーインテークに使っている

因幡電機のエアコンダクトカバーです。

 
パワーフロー遮熱板

車体に取り付けるとこんな感じに仕上がりました。

ポイントとしては遮熱板の高さは

しっかりボンネットの所まで持ち上げる事で

タービンからの熱風を防げるのですが

エンジンは回転数と共に傾くので

その分のクリアランスも取る必要があります。

 

上:パワーフロー  下:遮熱板を使ったパワーフロー

それでは遮熱板の効果を確かめる為の走行テストです。

やはりもっとも注目すべき点はINTの吸気温度ですね。

時速80Km/hを越えたあたりから効果が出始め

下の遮熱板を使っている方が1度ほど吸気温度が低いですね。

 

さらに加速をしていくと

同時に時速100Km/hに到達していますが

遮熱板の方がまだ1度ほど吸気温度が低いですね。

 

最後まで同じ吸気温度の差だったので

ここで走行テストを終えますが

結果的に遮熱板は1度ほど吸気温度を下げる効果がありました。

1度の差程度では加速性能は全く同じですね。

今回は走行実験を目的とした

簡易的な遮熱板を作りましたが

全方向からエアフィルターをしっかりと覆える遮熱板なら

さらに高い効果を発揮しそうですね。

 
アルトワークスHKSパワーフロー

HKS パワーフローのインプレッション

むき出しのエアフィルターの性能をいかせるかどうかは

高い遮熱性を持った板(箱)を作れるかどうかカギですね。

大きな吸気音や吹き返しの音により

感覚的にはあたかも速くなったような錯覚に陥りますが

実際には純正エアクリーナーよりも

遅くなっていたという結果になりました。

どちらにしても吸排気系は両方のバランスが重要なので

エキマニからマフラーエンド出口までの組合せが上手く決まれば

パワーフローの性能を発揮出来ると思います。

 
   
 
 
 

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