YAMAHA シグナスX SR 社外品マフラーの消音 Vol.3

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最初から比べればかなりの音量が落ちました。

しかし、まだまだ政府認証マフラーレベルの音量までには

落ちきっていないようなので

バッフルに網状の物(ストレーナー)を取り付けて

消音させてみたいと思います。

素材は丸く切ったステンレスのパンチング板です。

一見すると、バッフルの口径を絞ったのと同じなんじゃないかと

思われますが、単気筒エンジン特有の一塊の排気圧が

分散されるので口径を絞るより高い消音効果を期待出来ます。

 

バッフルにステンレスの板を取り付ける方法として

一般的には万能のボンドを使いますが

マフラーの出口と言えども高温の為にすぐに剥がれてしまいます。

耐熱温度が250度ほどのボンドが必要なのですが

なかなか手に入らないので

気軽に買える耐火パテを使いました。

作り方は、水で湿らせたバッフルにパテを盛って

そこに水で湿らせたパンチング板を押し当てて

さらに上からパテを盛って形を整えます。

水分さえあれあパテは簡単に形を整える事が出来ます。

後は24時間ほど放置する事で完全に固まります。

 

普通のNプロバッフル(アイドリング音)

普通のNプロバッフル(加速音)

ストレーナー付きNプロバッフル(アイドリング音)

ストレーナー付きNプロバッフル(加速音)

どうですか・・ストレーナーの効果は大きいようで

かなり静かになりましたね。

アイドリング時では、デイトナのバッフルと比べて

さらに2.5dBほど下がり

高回転時の音圧も2dBほど下がっています。

実際に同排気量のバイクの政府認証マフラーと

音量を比べてみましたが

同レベルまで音量が落ちたのを確認出来ました。

しかもですよ・・ここまでやっても加速性能は

消音処理をしていない状態のマフラーと同じで

ちゃんと最高時速は104Km/hを記録しています。

性能を落とさずに消音出来たので

今回の目標は達成出来たと思います。

しか~し・・この耐火パテは一週間ほどしか持たず

熱と振動でボロボロになって排出され

いつのまにか消えていました・・

耐火パテはマフラーの外側の修復には使えても

中には使えないようですね。

 

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