HONDA NC42 CB400SF インプレッション Vol.6

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2014 ホンダ CB400SF総評・・

加速や制動力、乗り心地にハンドリングなど

CB400SFが全てのバイクの基準(標準)になっていると思うので

厳密に言うと、CB400SFの評価って出来ないんじゃないかな。

乗り味的な方向性としては、CB1300と何ら変わらず

長時間乗っても疲れないツアラーな性格のバイクだと思います。

ただ、排気量が400ccなので

その少ない排気量を生かす為に、加速フィーリングが

回転数と共に盛り上がっていく典型的な高回転型エンジンで

重量の軽さも相まってCB1300よりスポーティな印象を受けますね。

運転姿勢も、CB1300と比べると少し前傾姿勢です。

CB400SFは、加速、減速、旋回に乗り心地・・

その全てにおいてホンダのクオリティを感じられて

正にこれこそが、ジャパニーズクオリティだと思います。

海外生産のバイクが増えて

高スペックで低価格というバイクが増えている中で

数字では表せないバイクとしての高い完成度を

CB400SFには感じました。

 

乗りやすいバイクというのは、裏を返せば

退屈なバイクになりがちですが

昔ながらの2段ロケットのVTECエンジンの加速が

その退屈さを取り払ってくれます。

二輪免許の取り立ての人が最初に

CB400を選んだとしても

CB400の良さは分からないかもしれないですね。

それは、CB400が当たり前の事を当たり前に

難なくこなしてくれるバイクだからです。

色々なバイクに乗り換えた時に初めて気付くんですよ・・

それが当たり前な事ではなかった事に。

 

CB400って、免許取り立ての高校生が乗るイメージでしたが

色々なバイクを経験した人にしか

CB400の良さって正直、分からないと思います。

ベテランライダーと呼ばれるようになった頃に

ぜひ乗って欲しいバイクだと思いました。

もちろん、ベテランになると

CB1300の存在が気になる所ですが

どれだけベテランになっても、重いものは重いですし

足つき性は、身長が伸びない限りどうしようもありません。

そういった点で、CB1300と比べても

乗りやすさでは、CB400に優位性があります。

 

あとがき・・ 教習車という十字架を背負ったCB400・・

多くの人がCB400SFを誤解していると思う。

私も以前はその一人だった。

それは不幸にもCB400が教習車として

世に普及してしまったからだろう。

その為、ほとんどのライダーが一度は必ず

CB400に乗っていると思われ

それが誤解に繋がっているのかもしれない。

昔から使われている教習車のCB400は

市販のCB400とは違い、言ってみれば

牙が抜かれた状態なのだ。

本来、VTECが切り替わる高回転領域になっても

2バルブのままなので、平凡な加速しか出来ないし

なにより、教習車という事で色んな人に走り込まれて

各部品がかなりヘタっている状態なので

ホンダのクオリティを感じる事も難しいだろう。

言ってみれば、教習所のCB400は

ただ乗りやすいだけのバイクであり

あれは本当のCB400ではないのだ。

CB400を誤解しながらライダー生活を送る事以上に

不幸な事はないだろう。

 

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