HONDA CB250R マフラーの交換 その2 Vol.4

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次はLCIマフラー(汎用マフラー)を

政府認証マフラー並かそれ以下の音量に

抑える作業を行います。

まずはマフラーエンドに取り付けてあるバッフルに

フタをして消音したいと思います。

用意するのはアマゾンで売られている激安のバッフルです。

そのバッフルに付属しているキャップを使います。

キャップを外したバッフル本体部分も

サイレンサー内部に合った口径のを買うと

サイレンサー内部のバッフルとしても使えますよ。

ただ、このバッフルはスチールにメッキ塗装をしているだけなので

すぐに剥がれてサビサビになりますけどね・・

あと同じ物でも1本1000円前後で売られている物は

アマゾン在庫の場合がありすぐ届きますが

数本で安く売られている物は中国発送なので

届くまでに2週間ほど掛かります。

 

適当なハンマーでトントンするか

アスファルトの地面に叩きつけるとキャップがピッタリ固定出来ます。

これがもっともシンプルで簡単な消音方法で

排気ガスが真っ直ぐ外に抜けなくなるので消音効果も大きく

特にアクセルオフで坂を下るような状況では

純正マフラーにようにほとんど排気音が聞こえなくなります。

一端キャップをはめ込むと外すのが大変なので

外さない事を前提にキャップをはめ込みます。

 

近所で売っている物を組み合わせてバッフルにフタをするなら

0.5ミリ厚のステンレス板やアルミ板を丸く切り取り

まわりに適当に切り目を入れてキャップの形にします。

それをバッフルに被せてホースバンドで固定すれば出来上がりです。

サイレンサー内の内径が40パイちょいしかない

ショートチタンのマフラーにもこのワザがギリギリ使えますよ。

 

次は0.5ミリ厚のステンレスのパンチング板を用意します。

これをステンの0.5厚対応の金切りばさみでカットして使えば

アレンジ次第で色々な所に使える消音アイテムになります。

 

パンチング板をパイプに巻き付けて丸めれば

口径を絞るソケットになります。

 

バッフルの内径に対して少し大きめのソケットを作り

ペンチで絞りながらバッフルに差し込むと

バッフルの口径を絞る事が出来るので

低音の音域を減衰する事が出来ます。

単気筒エンジンにとってはもっとも消音するのが難しい

アイドリング時の音量を落とすには

出口の口径を絞るのがもっとも手っ取り早い方法です。

 

次はサイレンサーの一次側に差し込むバッフルを使います。

これもアマゾンで安く売られているので

無加工で気軽に消音する事が出来ます。

今回は消音効果が大きそうな

ステンレスの触媒風の網が付いたバッフルを使ってみます。

触媒のような網が付いた事で

主にアクセル全開時の高音の領域を減衰出来るので

音量だけでなく音質を改善する事が出来ます。

 

このバッフルは大きく肉厚もそこそこあるので

220gとそこそこ重いですね。

 

サイレンサーの一次側に差し込むだけです。

引っ掛ける部分は51ミリのサイレンサーに適合するので

50.8パイのサイレンサーに適合しますが

先端部分の口径は45ミリほどあるので

サイレンサー部分の内径が48ミリ以上なら使えます。

 

ショートチタンマフラーはサイレンサーの内径が小さく

触媒タイプのバッフルが使えなかったので

先端部分の口径が小さいシンプルなバッフルを使いました。

 

さらにパンチング板を丸めてパイプ状にすれば

このようにバッフル同士のスペーサーとして使う事が出来るので

サイレンサー内部にバッフルを何重にも作る事が出来ます。

ちなみに真ん中にあるバッフルは48パイのバッフル

本来はサイレンサーの末端に付けるバッフルですが

サイレンサーの内径が大きい場合は

このように内部に仕込む事が出来ます。

単気筒エンジンは2気筒エンジンや4気筒エンジンと比べて

そもそも排気音量が大きいので

このように壁を作る事で効率良く消音する事が出来ます。

 

パンチング板を使わずに様々なバッフル自体を応用すれば

スペーサーとして使う事も出来ますよ。

ちなみにスペーサーとして使っているバッフルは

デイトナの排気干渉タイプのバッフルですが

これもメッキがすぐに剥がれるので

このように簡単にサビサビになりますが問題なく使えます。

 

さらにパンチング板を応用すれば

ステンレスのたわしやグラスウールと組み合わせて

ミドルパイプの中にサイレンサーを作る事も出来ますよ。

まあ、ここまでしなくてもサイレンサーの一次側と

出口の部分を改良すれば

政府認証マフラー並の音量まで落とせますが

純正マフラー並の音量まで落とすなら

単気筒エンジンの場合だと

ここまでとことんやる必要があります。

 

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