ZX-25R スプロケット(ギア比)とエンジン回転数 Vol.2

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ZX-25R加速力比較

左上:F15T R45T 左下:F14T R45T 右:F14T R50T(純正)

今回のメインイベント・・

ギア比の違いによる加速力への影響を調べる為に

停車時から加速を行い、エンジン回転数が4000回転の所で

3つの動画を同期させる事で

クラッチの繋ぎ方による誤差を無くしています。

それではスタートです。

 

左上:15T 45T  左下:14T 45T  右:14T 50T(純正)

1速ではそのまま回転数の高さ=ギア比の軽さなので

瞬発力の違いがよく分かるのですが

純正のギア比と45Tとでは

実際の速度の差はそれほど無いことが分かりますね。

もっともギア比が重い15T 45Tだけ

明らかに遅れている感じですね。

 

左上:F15T R45T 左下:F14T R45T 右:F14T R50T(純正)

純正のギア比が2速のレッドゾーン付近ですが

やはり45Tとの速度差はほとんど無いですね。

 

左上:15T 45T  左下:14T 45T  右:14T 50T(純正)

純正が3速に入った所ですが

やはり最速で時速100Km/hに到達したのは

14T 45Tの組み合わせでした。

 

左上:15T 45T  左下:14T 45T  右:14T 50T(純正)

純正が3速レッドゾーンに入った所です。

やはり純正のギア比と14T 45Tがかなり競り合っています。

 

左上:15T 45T  左下:14T 45T  右:14T 50T(純正)

純正が4速16000回転あたりです。

純正のギア比と14T 45Tの差はほとんど無いですね。

 

左上:15T 45T  左下:14T 45T  右:14T 50T(純正)

純正が5速15000回転あたりですが

14T 45Tとは同じ感じで競り合っています。

 

左上:15T 45T  左下:14T 45T  右:14T 50T(純正)

まだ同じ・・

 

左上:15T 45T  左下:14T 45T  右:14T 50T(純正)

時速150Km/hに到達したので

ここでテストを終えたいと思いますが

明らかに遅いのは15T 45Tでしたが

1速目のスタートダッシュの遅れを

最後まで引きずった感じなので

一端10000回転あたりまで回ってしまえば

15T 45Tの重いギア比でも

加速力の差はほとんど無い事が分かりました。

14T 45Tと純正とでは回転数の違いはあるものの

今回のテストでは速度の差がほとんどありませんでした。

それなら少しでも最高速度が伸びる

45Tの方がサーキットでは有利になる可能性もありますが

走行データから推測すると

ZX-25Rが最高速度を出せるストレートが長いサーキットは

富士スピードウェイくらいしか無いと思います。

あと、坂道や強い向かい風など

抵抗が掛かる状態では余剰トルクがある分だけ

ギア比の軽い方が有利になりますし

スタート時の加速や1速を使うような

タイトコーナーがあるサーキットでは

やはり純正のギア比の方がもっとも力を発揮できると思われます。

しかし、公道での走行を考えると

15T 45T、あるいは14T 45Tが

速度に対して低い回転数で走れるので静かに快適に走れます。

なので結論を言うと

ほとんどのサーキットでもっとも速く走れるのは純正のギア比。

公道でも快適で万能なのは14T 45Tの組み合わせで

高速道路でもっとも快適なのが15T 45Tだと思いました。

 

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