Ninja ZX-25R ドライブスプロケットの交換 Vol.1 |
今回はZX-25Rのドライブスプロケットを交換します。 今回用意したアイテムは サンスターのドライブスプロケット(378-15)で 純正よりも1T多い15Tの歯数になるので ギア比はハイギヤード化します。 |
まずはZX-25R純正の ドライブスプロケットの重量を量ると153gでした。 防振ゴムが付いているので 社外品の同じ14Tのスプロケットと比べると少し重くなります。 |
サンスターの15T(378-15)の重量を量ると173gでした。 1T増えた分だけ大きくなったので重量は増えます。 |
それではさっそく作業編ですが まずはスプロケットカバーを外すので3本の六角ボルトを外します。 取り付ける時のボルトの締め付けトルクは9.8N-mです。 |
一番左にあるボルトは冷却水ホースの奥にあるので こんな感じで6.35ミリの細いタイプの 長いエクステンションバーで外すと簡単ですよ。 |
スプロケットカバーが外れたらドライブスプロケットが現れますが カワサキのNinjaやZシリーズはこのように ナットをワッシャーでかしめてあるので まずは作業をしやすくする為に 後輪を回してかしめてある側を上側に持ってきます。 ハンドルを左に切り、サイドスタンドに車体をのし掛からせるように 車体を傾けると後輪は簡単に回りますよ。 |
かしめてあるワッシャーの端に 先が鋭いマイナスドライバー等をつっこんで グイっとワッシャーの先端を持ち上げます。 |
ワッシャー持ち上がったら適当なポンチ等を使って ワッシャーを周りと同じように平たくします。 |
こんな感じになるとナットが外せる状態になります。 |
ここからが今回の作業の山です。 先に言っておきますが 私の人生至上、NinjaやZシリーズのドライブスプロケのナットが もっとも硬くて外しにくいナットでした。 下手すると腰を痛めるかもしれないので 本当に覚悟をもって望んでください。 まずは車体が動かないように ブレーキロッカーで前輪を固定するか もっとも確実でお勧めなのは 壁に前輪を当てて車体が進まないようにします。 |
それから出来るだけ長い工具を使って 27ミリのソケットを使いナットを外します。 フレームに工具が干渉しないように ソケットには短いエクステンションバーを使います。 そしてこの状態で車両に跨ぎ 右足でリアブレーキを踏みながら工具を使います。 工具の力の入れ方としては 力を掛け続けるのではなく一瞬でグッっと力を掛けます。 127N-mで締め付けられているのでかなり堅いです。 もう一人仲間がいたらリアブレーキを踏んで貰い 足を使って踏み込むように工具を回すと 案外あっさりと外れるとは思いますが ZX-25RのSEはスライダーが飛び出しているので 予めミドルカウルとスライダーを外しておく必要がありますね。 |
楽にナットを外したい場合は 迷わずインパクトレンチを使ってください。 200N-m以上のトルクを持ったインパクトレンチなら外せるので 数回に渡り、ガガガガッとトルクを与え続けると緩みます。 インパクトレンチを使う場合は後輪が回らないので 車体を固定しなくても簡単に外せますよ。 |
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