Ninja ZX-25R ウイングディフレクターの製作 Vol.1 |
今回はZX-25R用のウイングディフレクターを作ります。 そもそもウイングディフレクターとは ダウンフォースを得られるウイング形状をした アッパーカウルに取り付けるナックルガードです。 手の風避けでもありますし フロントタイヤを地面に押さえつける ウイングレットとしても機能します。 |
ウイングディフレクターを作るのに使った素材は 厚みが1.5~2ミリのPET樹脂板で サイズはA4(300mm×300mm)程度あれば十分です 常時180Km/h前後で走るようなサーキットで ダウンフォースを稼ぐウイングレットとして使うなら 2ミリ厚のPET板を使った方が 震えをより抑えられるので効果的なんですが 折りまげる時に力が要ります。 今回は扱い安い1.5ミリ厚のPET板を使いますが それでも時速180Km/h前後でも問題なく使えますよ。 |
それではさっそく作業編ですが まずは車体から左右のミラーを外します。 |
まずは型紙代わりに 厚さ0.5ミリ以下の薄いプラスチック板を使って ウイングディフレクターの形を作ります。 厚紙でもOKで なんならコピー用紙でも作れないこともないです。 好きな形になるようにハサミでカットしていきますが 仕上げにミラーのネジ穴の所に 6ミリの穴開け錐を刺して型紙に穴の位置を記録します。 厚紙の場合は指でネジ穴に押し付けたら 丸い形が出来るのでそこに穴開け錐を刺します。 |
おおよその形が出来たらミラーと共締めして 仮止め状態にします。 それからミラーの付け根から外側に向かって 90度に折り目を付けます。 この状態でミラーを畳んでみて ディフレクターがミラーに干渉しないかチェックします。 |
ハンドルを左右一杯に切って レバーがディフレクターに干渉するかどうかも確認してみて レバーが当たらない角度をチェックします。 ちなみに右側のブレーキレバーよりも 左側のクラッチレバーの方が飛び出しが大きいですよ。 問題なければミラーから取り外し 部屋に持って帰ります。 |
折りまげていた型紙を真っ直ぐにして PET樹脂の上に乗せてマジックで型取りします。 左右で2枚分型取りします。 穴を開けた所は穴の中心にマジックで点を打っておきます。 |
型取りした所を大きめの万能ハサミで切り落とします。 2ミリ厚だとそこそこ力が要りますが 大きい万能ハサミだと切れます。 |
マジックで点を打った所に 穴開け錐で穴を開けます。 |
穴開け錐だけでも穴を開けられますが 6ミリの錐を使ってドリルで穴を開けた方がバリが出にくく 穴を開けた所が綺麗になります。 |
という事でこんな感じに仕上がりました。 次は曲げ加工を行うので 念の為に車体まで持っていき現車合わせをします。 |