KAWASAKI Z125 PRO ドリブンスプロケットの交換 Vol.1 |
今回は、Z125 PROのドリブンスプロケットを交換します。 フロントのドライブスプロケットは歯数が小さくなると ハイギヤードになってギア比が軽くなりますが リアは逆で歯数が小さくなるとローギヤードになって ギア比が重くなります。 今回取り付けるアイテムは キタコのドリブンスプロケットの29Tで 純正より山1つ分減らしてみます。 サンスターが発売しているアルミ製のスプロケは高価ですが キタコのスプロケはクロモリ製なので激安ですよ。 黒くて目立たない所も逆にオシャレでしょ・・ |
まずはZ125PRO純正のドリブンスプロケット(30T)の 重量は309gでした。 |
今回取り付けるキタコのドリブンスプロケット(29T)は 重量は275gでした。 素材はクロモリ高張力鋼なので長寿命だけど重いのですが 純正よりもひと回り小さい29Tなので34gも軽くなってますね。 ちなみにもっとも小さい25Tは Z125には使用出来ないので気をつけて下さいね。 |
それではさっそく取付作業に移りたい所ですが・・ Z125PROにはセンタースタンドがないので リア用のメンテナンススタンドを使って後輪を浮かさないと 作業が出来ませんので予め用意してくださいね。 ちなみに私は昔からストレートのメンテナンススタンドを使っていて GSX1300RからZ125まで幅広く使えますよ。 |
それでは作業編です。 今回の作業は後輪を外すので ディスクローターの交換作業にも応用出来ますので 参考にしてください。 まずは後輪のアクスルシャフトを抜くので ナットの手前にある割りピンを外します。 |
割りピンはペンチ等で真っ直ぐにしてから抜き取ります。 |
次にアクスルシャフトのナット(17ミリ)を緩めます。 最初は車体右側のナットだけに集中して緩め ナットが緩んでくるとアクスルシャフト自体が供回りするので ↑の写真のように車体左側のアクスルシャフトの頭(14ミリ)に 工具を掛けて回らないように押さえると 右側のナットが外せます。 |
現在よりも大きなスプロケット(30T以上)を入れる場合は チェーンの張りを調整しているアジャスターを ユルユルにしておいた方が後々作業効率が良くなるので 青矢印のロックナット(12ミリ)を緩めてから 赤矢印のアジャスター(14ミリ)も緩めます。 車体右側も同じようにアジャスターを緩めておきます。 |
いよいよアクスルシャフトを抜きますが タイヤが一気に下に落ちると何かと面倒なので 適当な物でタイヤを今の位置の高さで支えておきます。 今より少しくらい低くても問題ありませんが タイヤを持ち上げない高さで維持させます。 手抜きなので↑みたいな感じになってますが クルマ用のジャッキが一番良いかもしれませんね。 |
タイヤを下から支える事でアクスルシャフトに タイヤホイールの重さがのし掛からなくなるので すーっと簡単に抜く事が出来ます。 少しでも抜くのが重いと感じたら片方の手でホイールを ほんの少しだけ持ち上げて下さい。 |
アクスルシャフトが抜けても下からタイヤを支えているので 下に落ちる事はありませんので まずは、ブレーキキャリパーをローターから外します。 ブレーキローターはスイングアームの内側にある出っ張りに 刺して固定してあるので車体後方に スライドさせると抜けるようになっていますよ。 そこから外れると、あとは上に持ち上げて ブレーキローターからキャリパーを外します。 外したキャリパーはとりあえず 雑巾でも敷いてスイングアームの上にでも置いておきます。 作業のコツとしては、スイングアームとの隙間が全くないので タイヤを前後にブレーキと一緒に動かしながら作業をすると ブレーキが外しやすくなりますよ。 |
次は、車体左側のチェーンをスプロケットから外します。 |
ブレーキを先に外すことによって スイングアームとスプロケットの間に隙間が出来るので そこにチェーンを落とします。 後はもうそのままホイールを車体後方に抜くだけです。 この時、スイングアームを傷付けないように 少し上にホイールを浮かせぎみに抜きます。 |
ホイールの中心の左右にくっついているこの金具は 簡単に外れるのでホイールを車体から外す時に 落として変形させないように注意してくだい。 ホイールを車体から外したら 作業の邪魔になるので金具をホイールから外しておきます。 |
車体から後輪が外れました。 右側のスイングアームの内側に ブレーキキャリパーを固定する為のレールが見えますね。 |