YZF-R125･R15　燃料タンクの脱着　Vol.3

次は車体左側にあるコネクター類を外しますが

矢印のツメの部分を摘まんで抜きますが

左が燃料ポンプコネクターで

右がフロートの燃料センダーコネクターです。

ちなみに先に車体左側のコネクター類を外したのは

燃料タンクをより高く持ち上げられるようにする為です。

次は車体右側から燃料タンクに繋がった2本のホースを抜きます｡

手前のブリーザーホースは

ペンチでクランプを摘まんでから

右手の指のツメを反対側のクランプに引っ掛けて

アシストする感じでクランプを引き下げてからホースを抜きます｡

奥の黒いオーバーフローホースは硬いので

内張はずしのような少し角度が付いた工具で

ホースと燃料タンクの隙間に差し込んで

テコの原理でホースを下げれば

少し緩くなるので後は素手かペンチで下に引っ張って外せます｡

隙間が狭く手が入らない場合は

燃料タンクの後を少し浮かしながら作業を行いますが

エアクリーナーボックスの上に

適当な高さの物を置くと隙間を広げたまま維持出来ますよ。

次は車体左側に戻って奥にある燃料ホースを外すので

まずは矢印のロック部分を手前に浮かせます｡

燃料ホースを外すとホース内に残っているガソリンが

流れてくるので予め下にはウエス等を敷いておきます｡

写真のようにペーパーだと4重くらいにしておけば安心ですね｡

硬くてロックが解除出来ない場合は

内張はずしを使ってロックを浮かせますが

工具を使う場合はくれぐれも破壊させないように慎重に行います｡

エアクリーナーボックスが邪魔なので

燃料タンクの後側を浮かせながら燃料ホースを抜き取ります。

燃料ホースの先端を下向きにして

しっかり中のガソリンをウエスに吸わせます。

それから燃料ホースが刺さっていた燃料タンク側の

白いホースの先端にもウエスを当てて

中のガソリンをしっかり吸わせておきます。

この作業が甘いと燃料タンクを持ち上げたときに

ガソリンが垂れる事がありますよ。

ガソリンは塗装等を痛めるので

垂らした場合は濡れたウエスでしっかり拭いておきます。

先ほど緩めておいたキャップボルトを完全に外し

エアクリーナーボックスにぶつけないように注意しながら

燃料タンクを垂直に持ち上げて安全な所に運びます。

取り付け時の締め付けトルクは25N-mです。

燃料タンクに傷が付かないように

クッションを敷いた床に置きます。

少し前のめりになるように置くことで

燃料ポンプまわりの突起物を破損しないようにします。

次の作業に移る前に

燃料ホースの先端を出来るだけ低く下げて

中に残っているガソリンをしっかりウエスに染みこませておきます。