備北サーキットに行ってきました・・

今回は多少最終コーナー付近が変化してます。

全体的にはこんな感じの大きさです。

だいたい1周が1分くらいで回れるミニサーキットです。

ドリフトでは結構有名なサーキットですね・・

ゼッケン付けてなかったら間違いなくギャラリーをしにきた車だと思われます・・

隣りの軽自動車は兄貴の車で今回スイフトの撮影に協力しています。

なので車内の内装が写真に写ってますが気にせずに・・

それではさっそく走ってみたいと思いま~す・・


ちなみにこの写真は夕方です・・

ピットからコースに入ります・・

この日のは朝から雨が降ってて、走る前に止んだのですが路面は完全にウェットです。

午後からは完全に路面が乾いてドライに・・

ドライとウェット両方走れたので車両のテストには最高ですね・・



ウェットなのでノリノリでテールスライド・・

え~第1コーナーです・・一番スピードが乗ってます・・

ウェットだったのでクリップに向かってスライドさせながら進入してます・・

スピードが乗っているので軽くブレーキを当てながらコーナーに進入するとテールがこの様に流れます・・

ABSを切るとこうなります。

進入でこうなると完全に突っ込みすぎですので・・FFの場合、進入である程度フロントに余力を残しておかないと

立ち上がれなくなります・・アクセルに触れただけでアンダーになりただ外に膨らむだけです。

ここがFRに慣れた人間には、かなりストレスです。

ちなみにこのピット前の一番長いストレートはちょうど3速6800回転まで回せました。



ウェットなのでノリノリです・・

これは第1コーナー抜けてからのS字コーナーですね・・

左右のフェイントを使ってのテールスライド・・グリップ走行では

ヨー感性を増大させないように左右にリズミカルに曲げていきます。

ちなみにこの後にあるきついヘアピンはやはりギアを1速に入れた方が速かったです。



ウェットなのでノリノリ~でテールスライド・・

ここはきついヘアピンを抜けてストレートを終えてからのコーナーです。

ここはかなりアンダーが出やすいので気持ち多めに減速してコーナーに侵入します・・

えーと・・アンダー出る前に、わざとサイドブレーキを引いてテールスライドさせています。

これは角度を付けすぎですね・・



根っからのFR乗りにはお尻を流さないと走ってる気しないのです・・

中間の一番長いストレートを抜けてから左、右と続くコーナーです・・

長いストレートから左に曲がって少し直線がありますが最終コーナーに向かっての

一つのコーナーだと考えてライン取りした方が良いでしょう。

写真はそのまま最終コーナーに侵入する所です・・これは左右の軽いフェイントをかけてスライドさせてます・・

ドライだとストレートからの左コーナーはアクセルオフで曲がれました。

ストレート後なのでスピードが乗ってますし、左に曲がってそのまま最終コーナーの右になりますので

ハイスピードなS字コーナーみたいな感じになってます・・



もうここまできたらもうバカチンです・・

そして最終コーナー

ギャラリーがいるのでついついフルカウンターでテールスライド・・・

サービス精神の固まりなので多めに角度付けてしまいます・・

ちなみに理想的な速いドリフトはこんな感じです↓(てかFFでテールスライドする自体理想じゃないよ!!)

ほんのちょびっとだけカウンター切ってますけど・・

注意!FF車で調子に乗ってテールスライドさせると大幅にタイムが遅れますので気をつけてください。

なんか全コーナーでスライドさせて終わってますが、路面が乾いてからはまじめに走りましたので

ウェット時のお遊びとして受け止めてください・・

 

写真のようにABSを解除すると非常にリアがロックしやすくなるので

オーバーステアに慣れてない方は注意してくださいね。

詳しくはスイフトの電子制御系のページにて・・

そしてタイムアタックへ・・

3!2!1!ってやつですね・・センサーなんて付けてませんよ・・

さすがにもうスライドさせる事は出来ません・・しかし・・

一台だけで走るのでギャラリーたちに
ヨーロッパで黄色い弾丸と呼ばれたスイフトの走りを印象ずけるには
このタイムアタックでコーナーに超オーバースピードで突っ込んで真横向けながら
コーナーを抜けるのが一番なんだけどね・・

あ、そうそう、軽自動車の兄貴も走るのでそれよりも遅いタイムだとスイフトに
泥を塗ることになるので・・スズキのワークスドライバーになった気持ちでまじめに走ります。

プオーーーン・・スイフトのエキゾーストサウンドがサーキットに響き渡る・・

FFは、やっぱり停車状態からの発進がなにより弱いです・・色々テストしましたがエンジンを元気よく回すより

ストール気味の方が逆に速かったりするくらいです。

エンジンは4000回転以下に落ちないようにアクセルでキープしながら、左足のクラッチでタイヤが滑らないように

調整していくのが本来ベストなのですが・・

クラッチが減るのイヤなのでいつもよりかは少し半クラを長くしてあえてアクセルを緩めました・・

賞金がかかっている訳ではないので車を最大限いたわります。

がんばって走ってますよ・・ほらほら・・

ビデオカメラに向かってピースしたのですが、解像度が低すぎて確認できませんね・・残念です・・

そうこう(走行・・)しているうちに最終コーナー出口・・

ちゃんとグリップ走行してるのでロールしてますでしょ・・

しかし良くできた車ですね~。テールを流したい時に流せて

流したくない時にはこうやって安定して走れます。

ドライバーの意のままに走ってくれる車ってやっぱり楽しいですよね

プオーーーン・・あ、もういいか・・実際に聴いてください・・

スイフトのサウンド(最終コーナーからストレート)

そしてフィニッシュ!

プオーーーーーーン・・・・・・・写真使い回しじゃねーか・・オイ・・

タイムアタックに参加した15台くらいの中でたしか10位くらいです・・タイム忘れました・・

まあシルビアの走行会なんだからこんなもんで妥当なんじゃないの~みたいな・・

ちなみによく車を見てみるとタイムアタックの時はサイドミラー閉じて走ってるでしょ・・

100分の1秒の世界で戦ってきた人間の本能が出てしまいました・・

おしまい。

 

サーキットでのスイフトの実力と面白さ・・

まず、スイフトを新車で100万円で買えるコンパクトカーだと考えた場合

かなり面白い部類に入るというか、現在、新車でこの値段だと他に

こんなに曲がる車はないんじゃないでしょうか・・

写真を見てもわかるとおり、コーナーの進入でアンダーに悩まされることもないですし

かといってテールが不安定な訳じゃない・・不安定どころかかなり安定してます・・

コーナーではもうコンパクトカーの域を超えているというかやっぱり

JWRCで走ってる車だけの事はあると思います。

このボディのしっかり感からくる安心感も良い感じですね~

私は、あえてテールスライドをさせてますが、マジメに運転したら思わぬ所で

テールが急に流れる事なんてないですしね。

ロードスターみたいに車自体がコーナーで頭がバンバンインに入っていくイメージではなく

ちゃんと運転してやればちゃんと答えてくれるって感じで非常に素直な車だと思います。

テールを流してもその素直さが出てて、車の動きがつかみやすいです。

やはりサーキットを走るに当たって一番足りないのはパワーですね・・

もうこれに尽きますね・・

現在の重量が800㎏台のATの軽ターボ車ならストレートでなんとかつき離せましたが

今回、旧規格のアルトワークスにストレートで余裕でブッちぎられました。

見た感じだとシルビアのNAと同等の加速をしてましたけど・・

つまり、スイフトはブレーキング&コーナーワークで勝負ということになります。

コーナーは間違いなくこのスイフト・・速いです。

間違いなくロードスターよりも限界が高いですね・・

あとABSですが、切ったり戻したりしてテストしました・・が、

かなりこのABSは優秀でした。私の感覚とほとんど同じ感じでブレーキの縦Gを感じ取れました。

特にウェット時なんかは、ABSを切るとかなり繊細なブレーキングをしないといけないですが

このABSはなにも考えることなく思いっきりブレーキを踏むだけでちゃんと良い感じで制動できます。

ウェット時には特にドライバーへの負担を減らしてくれます・・かなり楽です。

トータルして考えても普通のスイフトでサーキット走行はアリだと思いますよ。

まあ、なるべくストレートの短い小さなサーキットの方がよいでしょうが・・

サーキットを考えるとどうしてもスイフトスポーツに目が行きますが

コーナーワークでは軽さを生かして1300ccスイフトでも十分遊べると思います。

サーキットでスイフトと会える事を心から楽しみにしております・・

それではまた・・

モドル