YAMAHA NMAX (SEG6J) 動力性能の検証

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NMAX(SEG6J)エンジン

今回はNMAXの動力性能を検証しますが

NMAX単体での加速データだけでなく

同じ125ccクラスのスクーターとも比較する事で

動力性能を可視化してみたいと思います。

 
NMAX(SEG6J)最高速度

最高速度

まずはNMAXの最高速度ですが

体を伏せずに記録した速度はメーター読みで時速106Km/hで

GPSの速度計では約98Km/hでした。

これはもっとも速度が伸びた記録なので

CVTのその日のご機嫌によっては

時速100Km/h~106Km/hまで変動します。

 
NMAX(SEG6J)カスタム時の最高速度

チューニングを行った時の最高速度

次は様々な仕様で走らせた時に記録された

もっとも速度が伸びた記録で

メーター読みで時速112Km/hで

GPSの速度計では約104Km/hでした。

主にスクリーンの装着や

プーリー交換によるギア比の最適化を行っています。

 
NMAX(SEG6J)0-100km加速

次は0-100Km加速のグラフです。

シグナスグリファスのページでは

他メーカーの車両との比較を載せているので

今回はヤマハのスクーターに限定したグラフを載せています。

NMAX2型の0-100Km/hのタイムは22.5秒(黒線)でした。

まずは先代の初代NMAX(青線)との比較ですが

最終的には初代のNMAX1型に負けてはいるものの

これはミドルスクリーンが付いたNMAX1型なので

空気抵抗が軽減されている事から

時速80Km/hあたりからそのパフォーマンスが発揮され

時速90Km/hからはさらに空気抵抗の差が大きくなるので

90Km/hを境に2型を追い抜いているのが分かります。

ただ、時速80Km/hまでは

SEG6JのNMAX2型が明らかに速い事が分かるので

NMAX2型にもスクリーンを付けてしまえば

NMAX1型では2型に追いつけない事は容易に想像が付きますね。

次は同じエンジンを積む

シグナスグリファス(赤線)との比較ですが

時速70Km/hあたりまではほぼ同じ加速力で

そこから少し差が出るのですが

最終的にはほぼ同じタイムでゴールしています。

NMAXとグリファスは同じエンジンでも

グラフを見ると微妙に加速特性の違いが現れているのですが

走りの違いが生まれる要素としては

後輪のタイヤ外径がNMAXの方が大きい事や

その差を無くす為なのか

NMAXの方がグリファスよりも

1g軽いウェイトローラーが使われています。

もちろん車体自体の空気抵抗の差もあると思われるので

それらの要素がグラフに現れているのだと思います。

ちなみに空冷エンジンが使われている

シグナス4型(オレンジ色)の加速力が異常に速いのは

当然ノーマルなんですがCVTのセッティングが

燃費を無視した極めてレーシングな設定になっているからですね。

ただ、エンジン自体の出力は

NMAXの水冷エンジンよりも非力なので

時速90Km/hあたりからの加速力が

急激に落ちているのが分かります。

 

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