ロードスター RF 試乗インプレッション Vol.2

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重量が増えた分を補う為の2リッターエンジン。

1.5LモデルのNDロードスターに普段乗っている人が

このRFに乗っても「あれ・・1.5Lとあまり変わらないんじゃないか・・」と

思ってしまうかもしれません。

正直、先代のNCロードスターの方が圧倒的に速いと思います。

なので、この2Lエンジンに過度な加速力を求めたり

2速だといつでもどこでもアクセルオンで

簡単にケツを流せられるんじゃないかとか・・

そういう期待を持って乗ると正直、ガッカリすると思います。

1.5Lエンジンと2Lエンジンとの動力性能の違いを表現するとすれば

RFの2Lエンジンでは、トランクルーム一杯の荷物と

横に人を乗せた状態でも

何も乗せていない1人乗りしてる状態の1.5Lエンジンと

同等の加速力を味わえる感じですね。

正直、幌の1.5Lモデルだと加速が明らかに鈍くなるので

横に人を乗せたくないですからね・・

2Lエンジンの力強いトルクでも

1.5Lモデルより太くなった205幅のタイヤと

ルーフが重くなった分とで

加速時にも余裕をもって受け止められるグリップ力があるので

緊張すること無く普通にアクセル全開で山道を

満喫する事が出来ます。

ようするにRFでもちゃんとロードスターしていて

方向性が全くブレていないんです。

ちなみに発進時に急激にクラッチを繋げて

エンスト耐性も調べて見ましたが

1.5Lモデルと特に変わりませんでした。

 

ブレンボ製対向4ポットキャリパー

試乗して「あっ 全然違う!」って思ったのは

エンジンではなく実はブレーキでした。

明らかに踏んだ時の剛性感が違っていて

さらにストローク量も短いです。

幌のロードスターと比べて同じ踏力なら2倍止まる感覚ですね。

ただ、勘違いしてほしくないのは

ブレンボ社製のブレーキだからそうなのではなく

国内で作られたブレーキでも対向4ポットなら同じように効くので

国内メーカー製とブレンボとの

その違いを分かる人はほとんどいないと思われます。

 

ちなみにリアは普通の片押しキャリパーなんですが

フロントに合わせて赤く塗装されていますね。

 

ビルシュタイン製ダンパー

写真は1.5Lモデルと互換性が無いといわれているマフラーを

撮影しようとしたのですが

黄色いショックも一応写っているという事で・・

味付けはいかにもロードスターで

街中を走る速度域でも普通にロールしますね。

ロールさせつつ減衰力で踏ん張る感じの

ロードスターっぽい良い意味でぬるい味付けでした。

 

レカロシート・・

普通のロードスターのシートと比べて

クッションはかなり硬めなので好みが別れそうですが

硬いシートの方が身体が動きにくく安定しているので

長時間乗った時には疲れにくいと思います。

乗り降りに出来るだけ影響しないように

太股部分のサポートは緩めになっていて

脇腹のサイドサポートでしっかり身体を押さえ込んでくれます。

ただ、このシートだともう少し硬めの足まわりの方が

似合うというかピッタリハマるような気がしました。

 

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