ULTEGRA6800 11.ディレイラーの調整作業 Vol.1

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それでは、リアディレイラーの最終調整を行います。

最短の簡単な方法で説明します。

予め、黄矢印のプラスネジを緩める方向(反時計回り)に

ドライバーを一周程度回しておきます。

まず、クランクを手で回しながらSTIレバーを操作して

最後までシフトダウンさせて、左端のローギアまで

チェーンを移動させます。

ローギアまで移動出来ない場合は、ワイヤーの張りが甘いので

クランクを手で回しながら、青矢印のアジャスターを回して

シフトケーブルを張っていくと、勝手にローギアまで移動します。

ローギアまでチェーンが移動出来たら

リアディレイラーのテンションプーリー(上側の歯車)と

ローギアの山(一番左端のギア)の位置が

後ろから見た時に一直線になるように

青矢印のアジャスターを回して調整します。

調整が出来たら、ホイールの回転を止めた状態で

STIレバーをさらにシフトダウンさせるように押し込むと

リアディレイラーが、ローギアよりもさらに左側に動こうとするので

その余計な動きがなくなるまで

黄色矢印のプラスネジを締る方向(時計回り)に回します。

後は、クランクを回しながらスプロケットの各ギアで

「シャッシャッシャッ」っという異音が発生しなければ

リアディレイラーの調整は終わりです。

異音が発生する場合は、アジャスターを

音のしない方向へと回して微調整してください。

一般的には、トップギアから2段目で調整しますが

11速は10速よりも繊細なので、ギア全体で微調整をした方が

より精密にセッティング出来ます。

 

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