Rebel 1100 DCT スクリーンバイザーの制作 Vol.1

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PET樹脂板

今回はレブル1100用のスクリーンバイザーを製作します。

使用したメインの素材は

2ミリ厚の300×450のPET樹脂板です。

ペットボトルに使われている素材と同じなので

柔軟性が高く、まず割れる事が無いという特性と

アクリル並の透明度があります。

2ミリ厚だと強度的にも安心ですし

加工の難易度的にも

万能はさみでカットが出来る厚みなので楽です。

 
デイトナ17731

出来るだけ自作感が出ないようにする為に

汎用のステーは使わず

今回はデイトナのウインドシールド(97018)を固定していた

ステーの部分を利用したいと思います。

これにより見た目も良くなりますし

スクリーン作りの手間が大幅に減ります。

ステーの取付方法などはここのページに載せていますよ。

ちなみに補修部品として

ステーのみ(17731)も売っていますが

ステーを車体に取り付けるボルト類は

おそらく付属していないと思います。

ステーとスクリーンを固定するボルト類は

補修品のボルトナット(73226)として売られていますが

単品で補修部品をそろえても

スクリーン付きのフルセットの価格と

それほど変わらないのであまり得ではありませんね。

 

それでは製作に取りかかりますが

まずは300×450サイズの出来るだけ薄い透明な板を用意し

スクリーンの元となる型紙を作った方が

失敗する可能性が大幅に減るのでお勧めです。

今回はいきなり本番から始めますが

型紙の作り方も全く同じです。

樹脂板の下にはマス目のあるカッターマットを敷くことで

左右対称の形状を簡単に作れますよ。

とりあえず450ミリの方を縦向きに置いてから

樹脂板のセンターに縦線を入れておきます。

この線を基準にすると傾き具合が分かるので

より精度の高いスクリーンが作れます。

 

今回はデイトナのスクリーンを元に作りますが

車体のステーに樹脂板を当ててネジ穴などを記録して

作る事も可能ですね。

それではまずスクリーンの上に樹脂板を乗せて

センターの線をスクリーンの中心に

スクリーンの曲面に板をピッタリ合わせて

ネジ穴の位置をマジックで記録します。

あと、下側のライトを避ける丸い形状をマジックで記録し

万能ハサミでカットします。

0.5ミリ厚程度の型紙に使う樹脂板だと

普通のハサミでカット出来ますよ。

ポイントとしてはハサミは必ず腹の部分のみを使います。

ハサミの先端でパチンと板を切り抜くと

板にヒビが入る恐れがあります。

 

印を入れた所に6ミリの穴あけ錐を刺して穴を開けます。

 

穴を開けた所に6ミリのキリを使って

ドリルで穴を開けると綺麗に穴が開きますよ。

 

ドリルを使わずに穴あけ錐だけで穴を開けた場合は

カッターナイフかリーマーでバリ取りを行います。

 

仕上げに上部の角を落とす為に

カッターマットのマス目を利用して

左右対称にマジックで点を打っていき

万能ハサミで点を繋ぐようにカットすれば

こんな感じのスクリーンが出来ます。

写真では既に穴を4つ開けていますが

この時点で穴を4つ開けるのは

かなり高い精度で作らないと失敗する可能性があるので

穴開けはどちらか片方の1カ所・・

あるいは2カ所だけにしておいた方が確実です。

 
デイトナスクリーンステー

とりあえず穴を開けた所をボルトナットで借り止めして

車体に固定してみます。

マジックで記録したネジ穴の印を

ステーの穴に合わせてみて問題なければ良いのですが

ズレている場合は修正の印を入れるか

ダイレクトにステーの穴に向かって

穴あけ錐を使い穴を開けます。

このように実際に車体側のステーを使って

穴を開けた方が失敗しませんね。

 

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