NC700のエンジンと比べて、76ccだけ排気量が上がっています。
それに伴い、出力が4馬力上がって54PS/6,250。
トルクが0.7kgf・m上がって6.9kgf・m/4,750で
最高出力を発生させる回転数はNC700と同じです。
実際の加速感(体に感じるG)は、ぶっちゃけNC700とほぼ同じで
排気量が上がった分のパワーを体感出来ません。
排気量が上がって余剰トルクが増えた分を
ハイギヤード化されて重くなったギアで相殺されている感じなので
NC700Sとあまり変わらない印象ですね。
しかし、NC700と比べてギアが重くなった分
より、大型バイク特有の低回転域で
まったり走るという醍醐味を味わえます。
一番大きく進化したのは、振動が少なくなっている所で
特に2500回転前後の実用領域での
2気筒特有のドコドコした振動が軽減されていて
さらに滑らかに回るエンジンに仕上がっています。
体を伏せずに加速が停滞するまでの最高速度は時速175kmで
同じ条件で測定したNC700Sよりプラス10km上がっています。
大型バイクとしては、54PSのエンジン出力は
非力なように思われますが、日本の道路を走るうえで
時速175Km/hまですんなり加速してくれるなら
十分すぎるのではないでしょうか・・ |