HONDA モンキー125 リアサスペンションの交換 Vol.2

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同じように車体左側もショックを外しますが

こっち側はショックがより縮まっているので

車体を浮かせるよりもショック自体を持って

少し縮めながら抜くと車体右側のショックが車体を支えるので

重みが乗らなくなって簡単に抜けるようになります。

 

新しいショックをセットしますが

まずは下側のボルトに引っ掛けてから

上からショックに体重を載せて縮めながらボルトに通します。

ここはちょっと力が要りますよ。

終わったらワッシャーを通してナットを手で仮止めします。

体重が軽すぎてどうしてもボルトの所まで

ショックを縮められない場合は

上側を先にボルトに引っ掛けてからショックの下側をジャッキで

持ち上げてボルトに通すやり方もあります。

 

そして最後の仕上げに

シートにお腹、あるいは胸を付けて全体重を乗せながら

左右4つのナットを本締めします。

出来るだけ車体が真っ直ぐの状態にして締めるのがコツですが

車体が右側に倒れやすくなるので十分に注意してください。

車体をより安定させる為にもブレーキレバーには

念のためにブレーキロックを使った方が良いですよ。

二人いる場合は車体に跨いでもらいながら

ナットを締めても良いのですが

その人の体重が自分の体重とかけ離れていると

あまり意味がありません。

これはいわゆる1G締め付けってヤツで

ブッシュが出来るだけ

サスのストロークの邪魔をしないようにする為のワザです。

これをやるだけでも乗り心地が良くなりますよ。

 

さらにシャフトの部分にシリコンスプレーを吹いてから

軽くストロークさせて馴染ませておくと

使い始めの初期の渋みを解消出来るので

さらに乗り心地が良くなります。

 

ここのお皿部分がプリロードの調整ダイヤルになっていて

左側に回すとソフトになり右に回すとハードになります。

回す際は最初にシリコンスプレーを下から隙間に向かって

軽く吹いておくとスムーズに回りますし

ショック側にも負担が掛からなくなります。

さらにバネを上に持ち上げながらお皿をまわすと

軽い力で回りますよ。

とりあえず最初は一番ソフトな設定にする事をお勧めします。

 

バネレートが上がった事でリアの沈み込みが浅くなり

以前よりも光軸が下向きになるので調整します。

ヘッドライトの下にある六角ボルト(8ミリ)を緩めて

ライトのレンズ部分の上部を少し押す事で上に向くので

そこでボルトを固定します。

滑り止めのワッシャーが使われているので

強く締め付けなくても動きませんよ。

 

YSSハイブリッドショック 330ミリのインプレッション

プリロードをもっとも硬く設定してみると・・

バネレートは確実に硬くなった印象ですが

このハイブリッドショックの特徴でもある

動き始めの減衰力の立ち上がり方がマイルドなので

強い突き上げを感じるような乗り心地まではいかない程度でした。

純正よりも減衰力が高いので低速で走るよりも

高い速度域で走る方が乗り心地が良くなる傾向があり

純正ショックと比べてコシがあるというか

しっかり減衰力を感じられる乗り味になるので

高い速度領域では圧倒的に高いスタビリティを感じられると思います。

プリロードをもっとも柔らかく設定すると・・

入力の小さい路面状況では

ほぼほぼ純正ショックと同じ乗り心地を維持出来る状況もありますが

バネレートは純正より確実に硬くなっているので

純正ショックよりも乗り心地が悪くなる状況も確かにありますね。

マイルドな減衰力の立ち上がり方により

乗り心地をなんとか維持している感じでした。

純正ショックで突き上げを感じるような

強い入力の時には減衰力が立ち上がって

底突きする手前で止めてくれる感じだったので

純正ショックのような底付きは起きませんでした。

体重が65Kg以上ある人や高い速度域で走る人は

間違い無く底突き感を体験していると思うので

そういう人には純正ショックよりもYSSショックの方が

乗り心地が良くなる路面状況が多くなるのでお勧めできるというか

オンロードを速い速度で走りたい場合には

最適なショックだと思いました。

 
 
 
 
 

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