TROMOX MINO-B 信頼性を高める作業集 Vol.1 |
今回はMINO-Bの信頼性を 飛躍的にアップさせる作業集です。 走行中や旅先で問題が起きてしまったら大変なので 何か起きる前に出来るだけ早く 対策をしておいた方が良いと思います。 |
まずはもっとも重要な 車体とバッテリーを繋ぐコネクターですが MINO-Bのコネクターにはロック機構が無いので 路面からの振動によりコネクターが外れる恐れがあります。 これは実際に走行中に外れた事があるので 適当なテープを使ってコネクターが抜けないように 対策をしておきます。 集合住宅に住んでいて毎回バッテリーを外している方は 簡単に剥がせる養生テープのような 粘着力の弱いテープを貼るだけでも コネクターがかなり外れにくくなると思うので 必ずやっておいた方が良い作業だと思います。 |
次はタイヤのバルブコアなんですが 新車で買ってもいきなり交換しておく事をお勧めします。 実際にタイヤの空気を数回入れただけで シューッと空気がわずかに抜けているのを確認しています。 バルブコアを強く増し締めすれば 空気の漏れは防げるのですが そもそも強く締め付けすぎる事自体が問題です。 今回はどこにでも売っている エーモンのバルブコアを用意しました。 |
バルブキャップを外してから プラスドライバーや細い六角レンチで バルブコアのピンを押してタイヤの空気を抜いてから 虫まわしドライバーを使って バルブコアを反時計回りに回し外します。 |
左の赤いゴムの方がMINO-B純正のバルブコアですが ぶっちゃけ粗悪品なので空気が抜けやすいです。 |
新しいバルブコアに付け直して 指定空気圧の250KPaまで入れますが 自転車用の空気入れでも簡単に空気が入れられますよ。 あと、バルブコアだけでなく バルブキャップの材質も割れやすい硬い樹脂なので 国内メーカーが扱っているバルブキャップに 交換しておいても良いですね。 |
次はドライブチェーンとカウリングの干渉問題ですが MINO-Bはリアサスペンションを大きく縮ませると 矢印の所がチェーンと接触してしまいます。 |
対策としては体重に合った リアサスペンションのプリロードセッティングに設定する事で ストローク量をある程度制限出来ます。 |
フックレンチ(45-48)を使って体重に合わせて固めますが おそらくプリロードを最弱にしても カウリングにチェーンが干渉しない体重は 60Kgあたりまでではないでしょうか。 もちろん走る速度によっても 路面からの入力の強さが変わるので 体重や速度、道路の状態に合わせて プリロードを調整する必要があります。 |
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