TROMOX MINO-B 動力性能の検証 Vol.2 |
バッテリー残量と動力性能への影響 |
左:残量21% 右:残量85% 次はバッテリー残量の違いによる 加速性能の違いを検証してみますが 今回も走行動画を同期させてバトルさせていますが 両方ともSモードです。 |
スタートダッシュ時から既に 時速2Kmの差が付いてますね。 バッテリー残量が少なくなると 体感的にも縦Gが少し弱くなった感じがします。 |
時速2Km/hだった差が30Km/h辺りから 3Km/hに広がりました。 |
同時に最高速度に到達しましたが 結局最後まで時速3Km/hの差のままでしたが バッテリー残量が少なくなると 最高速度も約3Km/hほど落ちました。 そもそもバッテリー残量が少ない方は バッテリー温度も高かったので もしかするとバッテリー温度も 動力性能に影響している可能性がありますね。 |
バッテリー残量の違う加速力のデータをグラフにしました。 バッテリー残量が少ない加速データは 時速60Kmに到達出来ていないので 50Km/h地点でグラフが終わっています。 グラフを見ると、もっとも電力を消費する発進時に 加速力の差がついただけで 時速20Km/hあたりからはほとんど差は広がらずに 安定しているようですね。 なのでバッテリー残量が減ってきても 一端走り出してしまえば 体感的なパワーの衰えはほとんど感じる事はないですね。 |
原付二種ガソリンエンジン車との比較 |
次は原付二種クラスの車両の中でも もっとも加速力が遅かった クロスカブ110の加速データとMINO-Bの 0-60Km/h加速を比較してみました。 いくらMINO-Bが原付一種を超越した動力性能を持っていても さすがに原付二種と比べるには無理があるのですが それでも時速26Km/hあたりまでは リードしている事が分かるので MINO-Bのスタートダッシュ力は 原付二種レベルという事になりますね。 発進時から最大トルクを発生させられる モーターならではの加速力だと言えます。 つまり、時速30Km/hあたりまでの 連続したストップ&ゴーでは 原付二種と同等の動力性能を持っているので 一時停止を繰り返すような 住宅街の狭い道での走行を得意としているようですね。 体感的にも時速30Km/hまでは 力強い加速力なのですが そこからだんだんとトルクが抜けていくような感じなので やはりMINO-Bは原付一種の50cc区分という事で 意図的に出力を抑えているように感じますね。 |
カスタム時の0-60Km/h加速 |
次は乗る人の体重に合わせて 前後スプロケット交換によりギア比を軽くした時のデータです。 0-60Km/h加速はノーマルに比べて 約4秒早く到達していますし ガソリンエンジン車のクロスカブ110と比較すると 時速40Km/hまで加速をリードしている事が分かりました。 発進時のトルクはもはや 原付二種クラスをも超えるトルク感を得られます。 本来、ギア比を軽くすると最高速度が落ちますが 乗る人の体重に合わせてギア比を調整する事で 最高速度を落とさずに加速力を高める事が出来ます。 |
Vol.1 > Vol.2 |