KLX230 リアサスペンションのプリロード調整 Vol.2 |
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バッテリーボックスを撤去するとリアショックのまわりには このくらいのスペースが生まれるので作業が出来ます。 |
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写真の状態が初期設定ですが プリロードを弱める方向には 少しだけネジ山が残っている状態なので さらにプリロードを弱める事が出来ます。 今回はプリロードを弱めて足つき性を改善したいので 赤矢印の方向に下側のスプリングシートを回しますが 先に上側にあるロックシートを緩めます。 予めスプリングシートを移動させる先のネジ山を ウエス等で拭いてホコリ等を除去しておきますが 清掃した後にシリコンスプレーを吹いておくと よりスムーズに作業が出来ますよ。 |
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スプリングシートを回すにはフックレンチを使いますが サイズは小さめの45mmくらいまでのがベストでした。 ただ、一般的な厚みのフックレンチだと分厚すぎて ロックシートだけを狙って引っ掛けにくいですね。 |
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バイク用品メーカーから発売されている 小さめの厚みが薄いフックレンチの方が作業性が良いですね。 |
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どうしてもロックシートが緩まらない場合は ピンポンチをロックシートに当ててから ハンマーで軽く叩くと簡単に緩める事が出来ますよ。 |
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プリロードを最弱にする場合は最後に スプリングシートをロックシートに向かって締め込むだけですが プリロードを強める場合は最後に ロックシートのみをスプリングシートに向かって締めると 2枚とも供回りする事があるので その場合はフックレンチを2本使い、クロスさせて締め付けます。 |
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これでプリロードを最弱に出来ました。 あとは逆の手順でバッテリーボックス等を 戻せば作業完了です。 この状態で後輪を浮かせましたが スプリングは遊ばなかったので問題はなさそうです。 工場出荷時でも跨ぐと車体は大きく沈みますが さらに沈み込む状態になるので 車体を跨いだ状態でのサイドスタンドが より起こしにくくなりますが その分だけ足つき性は改善されます。 |
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