KLX230 フロントフォークの突き出し量変更 Vol.2

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KLX230SHERPA(LX232A)トップブリッジのクランプボルト固定

左右のフロントフォークキャップがハンドルバーに当たったら

緩めたクランプボルトを締め直します。

トップブリッジの規定締め付けトルクは20N-mですが

上下どちらかのクランプボルトを規定トルクで締めると

もう片方のボルトは少し緩む感じになるので

上下のクランプボルトは交互に数回に分けて締めます。

 
KLX230SHERPA(LX232A)アンダーブラケットのクランプボルト固定

下側のアンダーブラケットのクランプボルトも

全く同じように締めますが

規定締め付けトルクは18N-mになります。

 
KLX230SHERPA(LX232A)限界の突き出し量

これで突き出し量が19mm~20mmほどになりました。

 
KLX230SHERPA(LX232A)ヘッドライト光軸調整ボルト

フロントフォークの突き出し量を増やすと

車高は前下がりになるので

前後の車高バランスを工場出荷時に近づけるには

リアサスペンションのプリロードも弱める必要があります。

前後の車高バランスが前下がりになると

車体は旋回しやすい方向に向かうのですが

ヘッドライトの光軸は下向きになり過ぎてしまうので

光軸調整を行う必要があります。

光軸はヘッドライト裏にある矢印のボルトを回して調整しますが

時計回りに回すと光軸が上がります。

光軸調整はヘッドライトを外さなくても行えるので

夜だとヘッドライトの光を直接見ながら調整しますが

跨いだ時に遠くの地面を照らせる所まで光軸を上げます。

使う工具は調整ボルト横にある筒状の所に

標準的なプラスドライバーを挿して回すか

小型のメガネレンチを使えばフロントフォークの隙間から

六角ボルト部分を直接回せます。

 
KLX230SHERPA(LX232A)フロントのジャッキアップ

ちなみにフロントフォークの突き出し量を元に戻す場合や

逆に減らす方向に調整する場合は

バイク用ジャッキ等を使って

フロントタイヤを浮かせる必要があります。

まずはフロントフォークが1mm~2mmしか浮かない程度に

アンダーガードの部分をジャッキで支え

左右のフロントフォークのボルトを緩めますが

片側づつ調整した方がより安全ですね。

 
KLX230SHERPA(LX232A)突き出し量測定

フロントフォークのクランプボルトを緩めてから

ジャッキを上げてタイヤが10mmほど浮いた所で

勝手に自重でフロントフォークが下にスライドするか

手で直接、下に引っ張ると落ちるので

トップブリッジからフォークキャップのまでの高さが

10mmになる所でクランプボルトを締めて固定すれば

工場出荷時に戻せます。

 
KLX230SHERPA(LX232A)ハンドルバーのズレ確認

ちなみにKLX230の中にはハンドルバーの位置が

左右で違っている個体が確認されています。

上からハンドルバーを見た時に

フロントフォークトップの位置(見え方)が左右でズレている場合は

予め修正しておきます。

 
KLX230SHERPA(LX232A)ハンドルバーホルダナット

まずはハンドルバーホルダーを固定している

トップブリッジ下にある矢印のナットを左右で緩めてから

ハンドルバーをグイッと曲げるように位置を修正してから

ナットを締め直せば修正出来ます。

規定締め付けトルクは34N-mです。

 

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