SUZUKI アルトワークス MTオイルの交換 Vol.2 |
HOME - GARAGE - ALTO WORKS - Transmission oil |
ドレン側のプラグにはマグネットが付いていて 鉄粉等が付着しているので清掃しておきます。 あと、ネジ穴に付いたシール剤のカスも 先が尖ったつまようじ的な物で 清掃しておいた方が良いですね。 |
ドレンプラグを元に戻す前に ネジ部分にシール剤を塗りますが 今回は在庫で所有しているシールテープを使いました。 耐油・耐熱のシール剤はそこそこ値段が高いので 耐油・耐熱性に優れたPTFEのシールテープが もっとも安く済ませる方法です。 シールテープの使い方としては ドレンボルトのマグネットが付いている底部分からみて 時計回りにシールテープを3週ほど巻きます。 これはプラグを時計回りにねじ込んだ時に テープの切れ端がめくれない向きにする為です。 巻き終わったらテープを指で回すように触って ネジ山に馴染ませておきます。 |
とりあえず短いエクステンションバーを 直接手で持ってドレンプラグを締め 限界まで締めたらラチェットハンドルを使って 1/4回転ほど締め込めばこんな感じで止まります。 シールテープの巻き方によっては 規定トルクで締めると ドレンプラグはいくらでも中に入っていくので 最初にドレンプラグが刺さっていたネジ穴の深さを基準に それ以上深くプラグを押し込まないようにします。 あと、シールテープの決まり事として 少しでも緩める方向にプラグを動かした場合は シールテープを巻き直して 取り付け直しをする必要があります。 |
次はMTオイルを注ぐのでエンジンルームを開けて ホース付きのじょうごをインタークーラー横に置きます。 |
そしてホースを注ぎ口の中に突っ込みます。 ホースが長い場合はカットした方が作業がスムーズですよ。 あと、ほんの少しの違いなんですが オイル皿は注ぎ口側に移動させておきます。 |
温めておいたMTオイルに缶切りを使って 注ぎ口と反対側に空気を抜く為の穴を開けます。 |
じょうごに注ぐとゆっくりとオイルが落ちていきます。 |
今回はワコーズのMTオイルのグレードを上げる添加剤・・ マジック5を試してみたかったのでMTオイルに混ぜました。 最後あたりに混ぜると溢れる可能性があるので 最初の1缶目のうちに混ぜた方が良いですね。 マジック5(150mL)はMTオイルに対して10%ほど混ぜますが・・ アルトワークスの場合、 1L缶のMTオイル2缶と マジック5が2本でちょうど2.3Lになるので この組合せが無駄なオイルが出ないのでベストのような気がします。 マジック5を入れるくらいならコスト的にも 最初から100%合成油のMTオイルを入れたくもなるのですが なんせ700mlも余りますからね・・ |
MTオイルを3缶使う場合は 最後の1缶は軽量カップに300mlほど注いでから じょうごに入れます。 残りの700mlはオイルポイパックにポイですね・・ |
MTオイルを規定量入れるとちょうど注ぎ口から オイルが溢れる一歩手前なんですが そんなにピッタリ収まるはずもないので こんな感じでオイルがホースの先で止まりました。 ホースを抜くとオイルがこぼれるというかこぼします。 |
注ぎ口側もドレンプラグと同じやり方で シール剤(シールテープ)を付けて固定します。 仕上げにオイルが流れた後を パーツクリーナーで清掃しておきます。 これで作業完了です。 |
1万キロほど走ったスズキ純正のMTオイルから カストロールの部分合成油+ワコーズのマジック5を足しましたが 明らかにシフトフィールが滑らかになったというか変わりましたね。 部分合成油では純正のMTオイルと さほど違いは無いと思っていたので意外でした。 特に違いを感じやすいのはMTオイルが温まる前で エンジン始動時や気温が低い時の シフトフィールの違いは大きいですね。 あと、ギアボックスから発する メカニカルノイズも明らかに静かになった気がするので これはワコーズのマジック5の効能でしょうか・・ とにかくアルトワークスのMTオイル交換は 多くのオイルが無駄になるという もったいないオバケとの戦いなので 中途半端な0.3L分を添加剤で補うか アルトワークスのMT仲間を3人集めて 同時に作業を行うしかないですね。 |
Vol.1 > Vol.2 |
HOME - GARAGE - ALTO WORKS - Transmission oil |