SUZUKI アルトワークス 4WD用リアスプリング Vol.1 |
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今回はアルトワークスの4WD用のリアスプリングを 選定したいと思います。 フロントのスプリングは2WDと同じなので 何の問題もありませんが I.T.L.式サスペンションを採用している 4WDアルトにとってリアの車高は鬼門です。 という事でまずは アルトワークス純正のリアスプリングから見ていきます。 ちなみに2WDのトーションビームのリアスプリングとは 外径が全く違うので互換性がありません。 |
そしてこれが1Gの状態です。 いまにもバンプラバーが底に付きそうな状態で 2WDモデルと比べるとすでに車高をベタベタに 落としたかのような状態になっています。 つまり、4WDのアルトでは リアスプリングの選定はかなりシビアな状況になっています。 |
まずはKYBのLHSスプリング(LHS1748R)です。 今回用意した中ではもっとも車高が落ちるスプリングで バネレートが1.4Kgで30ミリダウンします。 注意点としては 1本単位で買えるスプリングなので 2本セットと書かれていない所は 基本的に片側1本売りです。 |
のちに取り付けるTi2000のハーフダウンと比べても スプリングの自由長は大体同じ長さですね。 |
自由長は純正スプリングとほぼ同じですが 巻数が多いのでその分重くなっていますね。 |
そしてこれが1Gの状態です。 かなり余裕がなく人が乗っただけで バンプラバーが下のお皿に付きそうですね。 実際に走ってみると想像通りで 当たり前のようにバンプラバーにヒットさせながら 走る事になりますね。 知らない人は引いてしまうかもしれませんが スズキの軽自動車ではほんの数年前まで 2WDでもリアにはI.T.L.式のサスペンションが採用されていたので 車高を下げるとバンプラバーに当てながら 走るというのは当たり前の事でした。 なのでちょっとクラシックな乗り心地になりますね。 正直、現代のクルマとしてはどうかと思います。 |
30ミリダウンはさすがに厳しいという事で 次はRS-RのTI2000のハーフダウン(S023THDR)を使ってみます。 バネレートは1.53Kgで15~20ミリほどローダウンします。 1Gの状態で潰れる巻数の多い部分が 中心部分にあるのが特徴的ですね。 |
Ti2000ハーフダウンと純正スプリングを比べても 大体同じ自由長なのが分かります。 |
Ti2000のハーフダウンはKYBより巻数が多いので もっとも重いですね。 |
そしてこれが1Gの状態です。 ダウン量が20ミリ以下で しかも専用バンプラバーが付属されている事もあって KYBの30ミリダウンの時と比べると 下のお皿までの距離は多く確保出来た感じですね。 実際に走ってみても バンプラバーにヒットする頻度は圧倒的に減りました。 走る速度や路面によっては これでもバンプラバーがお皿にヒットする事はありますが 頭のボルトが外れたような走らせ方をしない限り 実用的には全く問題ないレベルでした。 つまり、I.T.L.式サスペンションで下げられる車高は 実質15~20ミリが限界だと言うことですね。 それ以上下げる場合はバネレートを上げる必要があるので 乗り心地が犠牲になります。 |
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