SUZUKI アルト タイヤの組み込みと脱着 Vol.2 |
ホイールが古い場合は エアバルブが劣化している可能性が高いので 新品に交換しておきます。 まずは適当な工具を使って 古いエアバルブのゴムを切ってバルブを外します。 |
新しいエアバルブをホイールに組み込みます。 バルブの組み込みには専用工具を使いますが 今回は手持ちの工具で代用しますよ。 まずはエアバルブにシリコンスプレーを吹いて ホイールに挿します。 |
エアバルブのキャップが樹脂の場合 金属のキャップに取り付けてから 内張はずしを使ってキャップに引っ掛け テコの原理を使ってバルブを持ち上げます。 ホイールと工具が接触する部分には 傷が付かないように適当なものを敷きます。 写真ではゴムの板を敷いています。 |
次はタイヤの組み込み作業です。 予めタイヤとホイールが接触する タイヤの縁とホイールのリムにシリコンスプレーを吹いておけば あとはホイールの上にタイヤを載せて 端からタイヤを踏みつけいくだけで簡単に組み込めます。 どうしてもタイヤの端がホイールに入らない場合は 取り外した時と同じようにホイールにリムプロテクターを取り付けて タイヤレバーを使って入れます。 組み込む時の基礎知識としては タイヤの黄色い印(軽点)を ホイールのエアバルブの位置に合わせて組み込みます。 さらに理想的な組み込みを行う場合は 軽点とバルブ位置を無視して ホイール側の印(ユニフォミティ)と タイヤ側い赤い印の位置を合わせて組み込みます。 ただし、タイヤやホイールの銘柄によっては ユニフォミティマークが無いものもあるので 基本的にはタイヤの軽点と エアバルブの位置を合わせて組みます。 |
仕上げにタイヤに空気を入れてビードを上げます。 手動の空気入れでも60%くらいの確率で空気が漏れずに ビードを上げられるのですが 一番確実なのは電動エアコンプレッサーを使う事です。 アルトには標準で車載されています。 自動車のエンジンを掛けながら シガーソケットに挿してコンプレッサーを稼働させますが 自動車が近くにない場所で作業をする場合は 100Vの家庭用電源を12Vに落とすコンバーターを使います。 空気を入れる前に予め虫ゴムを取り付けますが 空気を入れる時の抵抗になるので 万が一、ビードが上がらない場合は 虫ゴムを外して空気を入れとりあえずビードだけを上げます。 |
ちなみに電動コンプレッサーはそこそこ爆音なので 使う環境によってはタオルやスポンジ等を使って コンプレッサーを覆って消音させて使えば問題ないのですが コンプレッサー自体も熱に弱いので 2本の空気入れが終わったら 一定時間休憩させて冷やします。 |
ちなみにホイールのバランス取りに関しては 気軽に出来るバイク用のバランサーでは 自動車のホイールに使えないので タイヤのサービスが出来る ガソリンスタンドに持ち込むしかないです。 相場は1本1000円くらいですが ホイールは車体に取り付けた状態だと脱着工賃も必要なので クルマに積んで行った方が安く済みます。 |
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