SUZUKI アルト キャンバーボルトの取付

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suzuki49791-65H01

今回はアルトにキャンバーボルトを取付します。

ちなみにNAのアルト、ワークス、2WD・4WD共通の作業です。

ストラットサス用のキャンバーボルトは

様々なメーカーから発売されていますが

今回用意したアイテムは

スズキ純正部品のキャンバーボルト(49791-65H01)です。

フロントの左右のショックに1本ずつ入れるので2本必要ですよ。

スズキのディーラーでも手に入りますが

アマゾン と 楽天市場 の価格を参考にして下さい。

 
社外品キャンバーボルト

メーカー純正品のキャンバーボルトの目的は

主に車検にパスさせる為の部品なので

1度程度しかキャンバー角を付けられませんが

ボルトだけで1度以上にキャンバー角を付けたい場合は

社外品のキャンバーボルトを使って下さい。

ただし構造上、キャンバー角を多く付けられるキャンバーボルトは

細く楕円形に作られているので

ハイグリップタイヤでサーキットを走った場合は

ショックのブラケットの穴の一部だけがキャンバーボルトに押されて

変形する可能性が高いので気をつけて下さい。

 
HA36Sキャンバーボルト取付

それでは取付作業編ですが

フロントショックまわりの作業の詳細は

車高調のページに掲載しているので省略しますよ。

今回の作業はショックのブラケットにある上下どちらかのボルトを

キャンバーボルトに交換するだけなので

車体を浮かせてホイールを外すだけで行えます。

今回は上側のボルトをキャンバーボルトに入れ替えましたが

上側だと車種によってはキャンバー角を付けた時に

ナックルがショックに干渉する恐れがありますが

薄い紙を隙間に入れて干渉テストを行った結果

純正ショックでは全く問題ありませんでした。

ショックが車高調等の社外品の場合は

必ず干渉するかどうかのテストを行ってください。

確実なのは下側のボルトと入れ替える事なんですが

ホイールの下側がほんの数ミリ外側に飛び出し

トレッドが微妙に広くなるので

むしろコーナーリング性能を上げるには下側の方が良いですね。

現在取り付けてあるホイールのはみ出し具合によって

上下どちらのボルトを変えるかを選んで下さい。

 

ポイントとしてはキャンバーボルト・ナットを締め付ける時は

ブレーキローターに力を入れるなど

必ずナックル部分を傾けながら締め付ける事です。

ブラケットの上側をキャンバーボルトに変えた場合は

ローターの上側を押しながら固定し

下側をキャンバーボルトに変えた場合は

ローターの下側を手前に引っ張りながら固定します。

つまり、下側を交換すると足が使えないので

作業性が少し悪くなります。

社外品のキャンバーボルトではボルトの向きによって

キャンバー角を変えるのですが

メーカー純正品のキャンバーボルトは

ただボルトが細くなっているだけなので

押したり引いたりしながら固定する必要があります。

 
HA36Sキャンバー角

こんな感じで1度ほどキャンバー角が付きました。

これだけでもコーナーリング時の

タイヤの接地感は上がりますよ。

過去に社外品キャンバーボルトを使って

ショックのブラケット部分のホールを変形させた経験があるので

今回はブラケットに出来るだけ優しい純正品を使いましたが

本来の目的は車検に通す為の部品なので

基本的にキャンバーボルトを付けた状態での

ハイグリップタイヤで激しく走る行為は推奨出来ないです。

ただ、その変形した部分を利用して固定し直すと

さらにキャンバー角を付けられるんですけどね・・・・

 
 
 
 
 

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