SUZUKI アルト F リア ローダウンサスの取付 Vol.2

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それでは実際にローダウンサスを取り付けますが

今回は純正のショックを使わずに

車高調のショックと組み合わせてみますよ。

サーキット仕様ではない車高を限界まで落とすための車高調というか

乗り心地が良い車高調のデメリットとしては

やはりこのリアスプリングの自由長が短い事ですね。

上の写真は車体を浮かせているので最大まで伸びた状態ですよ。

自由長が短いのに乗り心地を良くする為に

バネレートは低く抑えてあるので非常に底突きしやすい訳です。

これでは荒れた路面で速度を抑えて走らないといけないので

ストリート仕様のサスペンションとしては失格ですね。

そこで今回は純正スプリングと同じ自由長を持つ

ローダウンサスに替える事で底突きしないように改善させます。

 
HA36Sローダウンサス

ローダウンサスは純正ショックの長さに合わせた

長い自由長を持っているので

短いスプリングに合わせた長さの車高調のショックを

そのまま使うとローダウンサスに

プリロードが掛かってしまいますし

当然、伸び側のストローク量も短くなるので

限界までショックを伸ばします。

 

車高調のショックを限界以上に伸ばすと

いずれはアウターケースからシェルが抜けます。

強度を保つ事が出来る限界の所には穴が空いているので

そこから覗いてシェルケースの末端部分が

穴以上の高さにならないようにします。

 

車高調のリアショックを限界まで伸ばした時に

車体を浮かせてストロークさせるとこんな感じになります。

これでも純正ショックに比べればまだまだ短いのですが

車高調のスプリングと比べれば2倍近く伸びるようになりました。

 

車体を下ろして1G状態になるとこんな感じになります。

 

上:ZZRダンパー車高調(吊し状態) 下:Ti2000ダウンサス

リアにTi2000ダウンサスを取り付けた事で

リア側の車高が上がったのでフロント側の車高調の車高を上げて

リアに合わせてみました。

吊しのZZRダンパーと比べると

約15ミリくらい車高が上がった感じでしょうか。

実際に走り比べてみると

車高調のスプリングよりTi2000のローダウンサスの方が

若干バネレートが高いのですが

断然こっちの方が乗り心地が良くなりましたね。

ストロークが増えるだけで

荒れた路面でも速度をさらに上げていけるような

柔軟な足になりましたが

根本的にアルトワークス用の車高調は

減衰力を最弱にしても

そもそもアルトワークスの純正ショックの減衰力が高いので

そんなに弱くは出来ない事から

根本的に乗り心地を良くするには

リアショックも一緒に替える必要がありますね。

 
 
 
 
 

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