SUZUKI アルト F リア ローダウンサスの取付 Vol.2 |
それでは実際にローダウンサスを取り付けますが 今回は純正のショックを使わずに 車高調のショックと組み合わせてみますよ。 サーキット仕様ではない車高を限界まで落とすための車高調というか 乗り心地が良い車高調のデメリットとしては やはりこのリアスプリングの自由長が短い事ですね。 上の写真は車体を浮かせているので最大まで伸びた状態ですよ。 自由長が短いのに乗り心地を良くする為に バネレートは低く抑えてあるので非常に底突きしやすい訳です。 これでは荒れた路面で速度を抑えて走らないといけないので ストリート仕様のサスペンションとしては失格ですね。 そこで今回は純正スプリングと同じ自由長を持つ ローダウンサスに替える事で底突きしないように改善させます。 |
ローダウンサスは純正ショックの長さに合わせた 長い自由長を持っているので 短いスプリングに合わせた長さの車高調のショックを そのまま使うとローダウンサスに プリロードが掛かってしまいますし 当然、伸び側のストローク量も短くなるので 限界までショックを伸ばします。 |
車高調のショックを限界以上に伸ばすと いずれはアウターケースからシェルが抜けます。 強度を保つ事が出来る限界の所には穴が空いているので そこから覗いてシェルケースの末端部分が 穴以上の高さにならないようにします。 |
車高調のリアショックを限界まで伸ばした時に 車体を浮かせてストロークさせるとこんな感じになります。 これでも純正ショックに比べればまだまだ短いのですが 車高調のスプリングと比べれば2倍近く伸びるようになりました。 |
車体を下ろして1G状態になるとこんな感じになります。 |
上:ZZRダンパー車高調(吊し状態) 下:Ti2000ダウンサス リアにTi2000ダウンサスを取り付けた事で リア側の車高が上がったのでフロント側の車高調の車高を上げて リアに合わせてみました。 吊しのZZRダンパーと比べると 約15ミリくらい車高が上がった感じでしょうか。 実際に走り比べてみると 車高調のスプリングよりTi2000のローダウンサスの方が 若干バネレートが高いのですが 断然こっちの方が乗り心地が良くなりましたね。 ストロークが増えるだけで 荒れた路面でも速度をさらに上げていけるような 柔軟な足になりましたが 根本的にアルトワークス用の車高調は 減衰力を最弱にしても そもそもアルトワークスの純正ショックの減衰力が高いので そんなに弱くは出来ない事から 根本的に乗り心地を良くするには リアショックも一緒に替える必要がありますね。 |
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