GSX-S1000 リチウムイオンバッテリーの取付 Vol.2 |
それではリチウムイオンバッテリーを 車体に搭載させますが 純正バッテリーに合わせて 六角ボルトを正面側に仮止めしておきます。 六角ボルトはターミナルを付ける時まで 外しておいても良いのですが バッテリーを傾けると裏側にあるナットが外れて 落ちる可能性があるので注意する必要があります。 |
先ほどのバッテリーの比較写真を見ると 今回取り付けるリチウムイオンバッテリーは 純正バッテリーよりも縦が少し短いので 本来なら付属のスポンジシートを下に敷く事で 純正バッテリーと高さを合わせるのですが GSX-S1000の場合、縦が短い事は好都合なので スポンジシートは使いません。 |
リチウムイオンバッテリーを滑り込ませますが 純正バッテリーとは違いあっさり簡単に入ります。 |
ただ、問題点として プラスとマイナスのターミナルの先端部分が リチウムイオンバッテリーに干渉してしまうので 下向きの出っ張り部分を真上に向けます。 ペンチかプライヤーを2本使って 丸形端子部分が変形しないように抑えながら もう一本の工具で突起部分を曲げます。 |
バッテリーを取り付ける時は プラスのターミナルから取り付けます。 取り付ける時はプラスドライバーを使う事で 裏側のナットにボルトが噛みやすくなり スムーズに取付出来ます。 ちなみにボルトの規定締め付けトルクは スズキのサービスデータが見当たらなかったので ヤマハの同じバッテリーを搭載した車両を 参考にすると2.2N-mになっています。 |
仕上げにマイナス側のターミナルを取り付け ゴムバンドを元に戻します。 |
これでリチウムイオンバッテリーが取付出来ましたが 純正バッテリーよりも隙間が多くなるので メンテナンス性が高くなるという隠れたメリットもありますね。 そもそも1000ccクラスの4気筒エンジンでは 低回転域での失火の影響を受けにくいので 点火能力が上がった事を体感しにくいのですが 停車時からクラッチのみで発進させた時の エンジンストール感が確実に低減している事が分かると思います。 さらに高性能なスパークプラグと組み合わせる事で よりエンストしにくいバイクになりますが 比率としてはスパークプラグよりも リチウムイオンバッテリーの方が 失火を防ぐ効果が大きい事が分かっています。 |
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