SUZUKI GSX-8R グリップヒーターの取付 Vol.1 |
今回はGSX-8Rにグリップヒーターを取付しますが GSX-8Rのアクセルグリップには ワイヤーが繋がっていない電子スロットルなので 汎用品のグリップヒーターが使えない為 今回はスズキ純正オプションの グリップヒーター(57100-25810)を用意しました。 |
それでは早速作業編ですが 今回は車体左側のグリップから交換していくので まずはバーエンドを外します。 10ミリの巨大な六角レンチを使って バーエンドが供回りしないようにしっかり握りながら外します。 取り付け時の締め付けトルクは23N-mです。 |
バーエンドが外れましたが スズキ車のバーエンドは車外品のバーエンドと同じように ブッシュを利用して固定されている事が多いのですが GSX-8Rではネジのみで固定されているので 最後までボルトを回して外します。 |
次はグリップを撤去します。 グリップを再利用しない場合は カッターナイフでカットしても良いのですが ハンドルバーにキズを付けないように注意します。 純正グリップを回収したい場合は 120mmの長さのコーキングヘラに パーツクリーナーかシリコンスプレーを吹きかけて使う シリコンブレード工法がお勧めです。 ちなみにマイナスドライバーでも代用出来ます。 |
パーツクリーナーでベトベトにしたヘラを グリップとハンドルバーの隙間に差し込み 左右に小刻みにクネクネしながら最後まで差し込みます。 これを2~3箇所に差して繰り返すと グリップがハンドルバーから分離します。 |
こんな感じで奇麗にグリップが外れます。 |
ボンドのカスが残るので奇麗に取り除きます。 |
ボンドを素早く除去する方法は パーツクリーナーを吹いてから 軍手を装着してから握ってグリグリすると素早く取れます。 |
ボンドのカスが取り除けました。 |
ここからは少しペースを上げて素早く作業を行います。 まずはハンドルバーの1/3程度にボンドを360度塗ります。 使用するボンドはゴムと金属を接着出来る 多用途ボンドを使いますが 軟らかいソフトタイプの方が グリップヒーターを差し込む時に作業が楽になります。 ボンドの色は何でもOKです。 |
ボタンが付いている方が左側のグリップヒーターなので グリップ内全体をベトベトにするように パーツクリーナーをたっぷり吹きます。 |
グリップヒーターを回転させながら スイッチボックスまで差し込んで グリップヒーターのボタンの上にある角部分のラインが MODEスイッチの上のラインに合わさる所で固定しますが 自分の押しやすい角度に合わせて 多少は上下しても問題はありません。 ちなみにボンドが完全に固まるまで24時間ほど掛かるので その間はグリップヒーターを使用しない方が良いですし グリップ自体も動いてしまう可能性があるので バイク自体にも乗らない方が理想的です。 |
スイッチボックスの配線と同じルートで グリップヒーターから伸びるケーブルを這わしていき 付属の結束バンドを使って固定します。 |
そのままフロントフォークの後ろ側にケーブルを持っていき グリップヒーター付属の結束バンドで 他の配線に固定します。 これで左側のグリップヒーターの取付は完了です。 とりあえず今はケーブルを垂らしたまま放置します。 |