SUZUKI GSX-8R エンジンオイル交換 Vol.1

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エンジンオイル交換アイテム

今回はGSX-8Rのエンジンオイルと

オイルフィルターを交換しますが

まずは必要なアイテムとして・・

エンジンオイル1L缶×3~4本

エンジンオイル交換のみだと3Lなので3本で済みますが

オイルフィルターを交換する場合は3.5Lなので4本必要です。

今回は在庫しているホンダ純正の100%合成油を使いました。

ドレンワッシャー(純正型番:09168-14002)

正直、純正品のドレンワッシャーはお勧め出来ないのですが

14mmのドレンワッシャーなら何でも使えますよ。

オイルフィルター(純正型番:16510-07J00)

カートリッジ式のフィルターで各社から発売されていますが

その時々でもっとも安いフィルターを買っています。

それと廃油を処理する為に

4Lサイズの廃油処理ボックスを用意します。

 
デイトナパーフェクトセット

ちなみに今回はオイルフィルターと

ドレンワッシャー、フィラーキャップのパッキンがセットになった

デイトナのパーフェクトセット(S-32)を使っていますよ。

アマゾンだとタイミングによっては

オイルフィルター単体よりも

価格が安い時があるのでお得に買えます。

 
GSX-8R(EM1AA)オイルドレンボルト位置

それでは作業編ですが

エンジンオイルのドレンボルトはここにあるので

車体左側から作業を行います。

エキゾーストパイプからは少し離れていますが

火傷のリスクがあるので

走ったすぐ後にオイル交換をするのは避けた方が良いですし

マイナスの気温など極端に寒い季節でない限り

予めエンジンオイルを暖める必要はないと思います。

 
GSX-8R(EM1AA)オイルフィラーキャップ

ちなみに車体右側にある

オイルフィラーキャップを外しておくと

大気圧が掛かるのでより勢いよくオイルが排出できますよ。

 
GSX-8R(EM1AA)ドレンボルト取り外し

17ミリの工具を使ってドレンボルトを半周ほど緩めます。

 

それから真下に5Lサイズ以上のオイル受け皿を置いて

あとは素手でドレンボルトを外します。

直接廃油処理ボックスを下に置いても良いのですが

オイル受け皿よりも高さがあるので

多少は作業がしずらくなりますね。

絶対に手をオイルで汚したくない場合は

使い捨ての手袋を使って下さい。

 
GSX-8R(EM1AA)廃油

廃油口が横向きという事で

ドレンボルトが外れるとフロント側に向かって

エンジンオイルが流れてくるので

オイル受け皿や廃油ボックスは

廃油口の真下からフロント側にオフセットして置きます。

 
GSX-8R(EM1AA)ドレンボルト

外したドレンボルトですが

鉄粉を付着させるマグネット付きですね。

とりあえずペーパータオルで奇麗に清掃してから

潰れた古いドレンワッシャーを外します。

 
スズキ純正ドレンワッシャー取り外し

スズキの純正ドレンワッシャーは

ヤマハ純正と同じタイプで

リング状の物がグシャっと潰れるタイプなのですが

スズキ純正はカツカツサイズなので

外すのに苦労するというか、ここが今回の作業の山場です。

まずは出来るだけしっかりワッシャーを掴める

ウォーターポンププライヤーかネジザウルスを使って

ワッシャーを横から掴む(↑写真は縦掴み)のですが

力を入れすぎるとワッシャーが変形して外れにくくなるので

適度にワッシャーを掴みながら

17ミリのソケットにラチェットハンドルを付けて

ボルトを回してワッシャーをネジ山から外します。

 

どうしても外れない場合は

一端、先が薄い適当な工具を使って

ボルトとワッシャーの間に差し込んで浮かせ

ニッパーのツメが入る隙間を作ります。

 

ワッシャーが浮いたら大きめのニッパーを使って

ワッシャーを切断したら捻って外します。

 

新品のドレンワッシャーをドレンボルトに通したら

車体に戻せる状態になります。

ちなみに社外品のドレンワッシャーはあっさり外せるので

ほとんどの方は二度とスズキ純正ドレンワッシャーは

使いたくないと思われるかもしれませんね。

 
GSX-8R(EM1AA)排油口

エンジンオイルがポタ・・ポタ・・という状態になっていたら

ペーパータオルでネジ穴の周囲を拭き取ってから

素早くドレンボルトを元に戻します。

 

ドレンボルトは素手で締められる所まで締めます。

 

仕上げに工具を使って1/8回転ちょい締めます。

規定締め付けトルクは23N-mです。

規定トルクはあくまでオイルがドレンワッシャー等に

付着していない時のトルクなので

オイル等でワッシャーとエンジンとの間の摩擦抵抗が

軽減している状態では締め付け過ぎてしまう事がありますよ。

例えオイルが滲んできたとしても大した問題ではないので

とにかく締め付け過ぎない事がもっとも重要です。

オイル交換のみの場合はVol.4まで飛んで下さい。

 

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